「パーフェクト」という注ぎでサッポロ黒ラベルの印象が変わった!
左が「パーフェクト」、右が「一度注ぎ」
見た目にも泡の細やかさが違います
久しぶりに訪れたビアホール「銀座ライオン」。
コロナ前には頻繁にお世話になっていましたが、ここ数年はしばらくお預けになっていました。
ようやく最近になって外食も復活してきて、このお店にも。
「銀座ライオン」といえば、サッポロビールの経営ということもあり、「サッポロ生ビール黒ラベル」がフラッグシップ的な生ビール。
そして、なんといっても伝統の「一度注ぎ」で供されるスタイルに根強いファンがいますよね。
KAYSもこの「1度注ぎ」を堪能しているクチです。特に「銀座七丁目店」ではトップクラスの注ぎ手さんたちがいらっしゃって、中にはスターのような存在の人も。我々も何度も楽しませてもらいました。
一度注ぎはその匠の技術で見事な泡の配合になるのが本当に凄いのですが、何よりもその勢いの良い注ぎ方で炭酸を上手く抜き、実にバランスの良い舌触りと味わいになるのが魅力。何の飾りっ気もない、実にピュアで苦みのある味わいの黒ラベルにはぴったりの注ぎ方。
昨今のようにクリーミーな泡がもてはやされる時代だからこそ、この頑固なまでの素朴な味わいが支持されるのだと思います。
とはいえ、この「一度注ぎ」のサッポロを一番楽しめるのは暑い夏。ぐいっと飲み干す時には最高に至福な時を与えてくれるのですが、秋から冬にかけて、まさに今の季節になると、少々、ゆっくりと味わいたい気持ちも出てきます。そんなときには、他社のクリーミーな泡に浮気しちゃうKAYSです。
そんなKAYSの気持ちを察したかのような出来事が。
そうなんです。ライオンさん、KAYSがしばらくご無沙汰している間、昨年にクリーミーな泡を始めちゃったんです!
「パーフェクト」と呼ばれるその注ぎ方は自社で開発したパーフェクトチェンジャーという機械によるもの。
くわしくは日本ビアジャーナリスト協会さんの記事をご覧ください。
https://www.jbja.jp/archives/28734
これは味わってみたいと思うじゃないですか。
そこで、訪れた「銀座ライオン 新宿エルタワー店」で注文してることに。ありがたいことに、「一度注ぎ」と「パーフェクト」の黒ラベルを飲み比べるセットも提供しているんです。これは頼んじゃいますよね。
出てきた「飲み比べセット」。小グラス2つセットで1080円(税込1188円)。
さっそくちょっとずつ口に含んでみると……。
なぁるほど、まさに期待通りです。
「一度注ぎ」は伝統的な「銀座ライオン」ならではの前述のような味わい。
一方で「パーフェクト」はまさに今風のクリーミーな泡が同じビールを別の味わいに感じさせてくれます。その泡のせいか、味わいが「一度注ぎ」に比べれば大人しく、上品に感じます。しかも、泡の持ちが良く、しばらく時間が経っても、グラスには泡がクリーミーなままでしっかりと残っています。
うん、これはこれで良いですね。
実はKAYS、クリーミーな泡を求めて、新宿ではサントリーのプレミアムモルツを抜群の泡で注いでくれる「The Old Station 新宿店」に足繁く通っていました。ところが、最近になって閉店。困っていたところなんです。ビールのメーカーは違いますが、これからは、こちらでクリーミーな泡を堪能することにしましょう!
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