おそるべし……、JR東日本たびキュン♥早割パスの威力と魅力!
ご存知の方も多いと思いますが、まもなく販売が終了となる期間限定のJR東日本のフリーパス切符、「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」、略して「キュンパス」。かなりオトクだと聞き、昨日、我々も利用してきました。
10,000円ちょうどの値段で買えるパスですが、JR東日本の範囲内であれば乗り放題。しかも2回まで特急の指定席が追加料金なく利用出来るというものです。
これは凄くオトク。平日という制限はありますが、例えば、東京から新青森まで新幹線の指定席で往復すれば通常は35,000円程度かかりますから、それが10,000円ですむとなると7割もの大幅値引きとなります。調べてみると、2つ購入して1拍2日の旅で利用する方が多いようです。でも、日帰りでも十分楽しめそう!
これは利用しない手はない!
ということで、すっかりと魅せられた我々。
とはいえ、若干厳しい制限があります。
まず、ネットを利用する「えきねっと」での限定販売だということ。さらに、購入は利用の14日前までに済ませなければならないんです。その点だけが使いづらいポイントではあります。たとえば、急に思い立って「来週旅に出よう!」と思ってもダメ。その点はご注意を。
さて、この切符を買うとしたらどこに旅行しよう?
そりゃ遠い方がいいよね!
で、我々がまだJR東日本の範囲にある都道府県で通過はあっても降り立ったことがない県は……、岩手、山形、青森となります。
じゃ、一番遠い青森だ!
で、青森で日帰り……。目的は……、温泉にしよう!
冬だから、歩いて移動は雪が降れば大変かも。駅に近い温泉を探そう!
ネットで調べると、すぐに「大鰐町地域交流センター鰐come」というのがヒットします。駅から歩いて1分!こりゃいい!
と思い、そちらに決めて一旦、切符をとり新幹線と乗り継ぎの在来線特急もおさえたのですが、念のためにと温泉施設に連絡をしてみたら、なんと現在お風呂が絶賛改装中!残念!
そこで、さらに探索を続け、ヒットしたのが青森駅から徒歩3分程度の「青森まちなかおんせん」。
こちらはホテルの大浴場を一般開放しているという位置づけのようでもありますが、写真を見てみるともっと本格的なスーパー銭湯のような趣。休憩所もあり、コミックも読み放題、食事処もあり……、うん!ここにしよう!
というわけで切符も変更しておきます。
それにしても……、新幹線の座席はシートマップを見るのですが、もうかなりの割合で埋まっています。これってもしかして……。辛うじて2列のE・D席がとれたのは本当にラッキーでした。
旅行当日、途中駅で発券した上で東京駅に向かうと……。まず凄い数の人に圧倒されます。時間は9時過ぎ。朝のラッシュ時間のピークをわずかにすぎていますが、それにしても人とぶつからずに歩くのが困難なくらいの人。すごいなぁ……東京駅。
そして目指す東北新幹線に乗ってみると早々に「本日満席」のアナウンスが。これってもしかして……、と再びよぎる我々です。
そして、列車が無事に東京を離れ、上野、大宮で完全に満席状態。通路に立っている方々も。
客層はと見渡すと、出張らしき方もいらっしゃいますが、圧倒的に夫婦や家族連れなどの旅行客。え?今日って平日だけど……。これってもしかして……、とさらによぎる我々です。
そして、途中、福島から列車、遅れ始めます。すると、なにやら忙しそうにスマホに向かう人々が。たまたま数人の方のスマホ画面が見えますが、みなさん、えきねっとを操作!そっか、乗り継ぎの特急券をキャンセルしたり、変更したりしているのですね。えきねっと、浸透しています。
仙台を出ると、列車は20分以上の遅れ。実は当初計画していた「大鰐」の日帰り温泉は新青森から在来線特急に乗り継いで行くはずでした。ところが、その特急との接続は絶望的になっています。目的地を青森に変えていて良かった!
というわけで到着した新青森。なんとお客さんのほとんどが新青森で降りていきます。この列車、函館北斗行きなんだけど……。これって、もしかして……、シツコイ?
これが奥羽本線での車内!
(プライバシー保護のため加工してあります)
そして、新青森駅で青森に向かうために在来線に乗り換えようとしたら……、もの凄い数のお客さんが一斉に向かいます。そしてホームはあふれんばかりの人。そして、そこにわずか2両編成の列車が……。
そうなんです。さきほどの東京駅顔負けのラッシュに揉まれます。
これって、もしかして……、いや、絶対そうだよね!
もう尋ねるしかないでしょ。
到着した青森駅のホームにいた駅員さんに尋ねちゃいました。
「新青森~青森っていつもこんなに混雑しているんですか?」
駅員さん、忙しいのに笑顔で答えて下さいます。
「いえいえ、そんなことはないです。今、実はJR東日本では『キュンパス』という企画のフリーパス乗車券を販売していまして、そのお客さんでこのところ一杯なんです。しかも明日から3連休ということもあって、今日は前倒しで旅行に出られる方が多くて、しかも、それを帰省で利用される方も多いんですよ。お客様には混雑でご迷惑をおかけしてすみません」とのこと。
「いやいや、我々もその『キュンパス』で、混雑の原因を作っているわけですから……」と言いそうになり、言葉を飲み込みました。(笑)
というわけで「キュンパス効果」、あるいは「たびキュン効果」、スゴいことになっています。
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