ラビューと秩父漫遊切符で地ビールと温泉旅を楽しむ
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池袋を拠点に手軽な温泉旅といえば
なんだか温泉に行きたいなぁ……。
とはいえ、遠くに旅行するのも大変だし、せめて関東の近県で……と思っていたある日。
池袋でコンサートがあり、その日はホテルに泊まります。
翌日は仕事もオフ。日頃、池袋起点で行動すると言うことのない我々。池袋から温泉と言えば……。
秩父だ!しかも、乗り継ぎなどせず、西武秩父の駅直結の温泉が数年前にオープンして評判も悪くないとと聞いています。
ならば池袋から特急に乗っちゃえ。あの人気列車ラビュー(Laview)だ!
というわけで「KAYS旅行社」が急遽企画しました。
「ラビューで行く冬の秩父で温泉を楽しむ!」
さて、どうなりますやら!
ラビューの予約と秩父漫遊切符
前日あまりにも急に企画したので、あわててネットで調べてみます。
まず、特急の予約を取ります。幸いネットで簡単に(会員にならずとも)とれることがわかり、安堵します。
ホテルから池袋駅まではすぐそば。であれば、朝もチェックアウト時間の10時前後の列車で現地滞在は3時間、戻ってくる時間もラッシュの時間前に……、と計画します。そこで、以下のスケジュール。
09:30 池袋発 ちちぶ9号
10:51 西武秩父到着
11:00~14:20 西武秩父駅前温泉「祭の湯」滞在(3時間20分)
14:24 西武秩父発 ちちぶ34号
15:43 池袋着
また、温泉施設ですが、入館料が1,100円(平日)ほどかかります。
が、実はここでお得な情報が。
西武鉄道が出しているお得な切符「秩父漫遊きっぷ」であれば2,230円で往復の切符を含み、さらに高麗~西武秩父間が乗り放題と、さらに6つのクーポンの中から1つ選ぶことができるのですが、その中に西武秩父駅前温泉の入館料無料というのがあるのです。
通常、池袋~秩父往復が1,592円(796円)、入館料が1,100円(平日)ですから合計2,692円。そう、単純に考えて462円もオトクになります。まぁ特急料金の往復1,800円は負担となりますが、利用しない手はないと思います。
秩父漫遊きっぷの購入でつまづいた!
さて、まずは駅で「秩父漫遊きっぷ」を手に入れるのですが、ここで一つご注意を。
実は前日、予習ということで、西武の切符売り場に行きました。自動券売機でこの「秩父漫遊きっぷ」を買うことができるという情報があったので確かめに来たのです。そして、券売機を見るのですが、どこにも「秩父漫遊きっぷ」の表示がないのです。券売機の上には「お得な切符」に対応していると書いてあるのですが……。何台も見てみますが、やっぱりどこにもありません。
困ってそばに立っている警備員さんに尋ねてみると親切に教えてくださいました。
「今、もう午後15時過ぎなので表示されないと思いますよ。必要なら窓口に……」
何と時間によって表示されないのだそうです!
というわけで午後出発されるかたはお気をつけ下さい。
ラビューはやはり独特の魅力が
さて、旅の朝。出発には少し早いのですが、まず念のため切符を手に入れようと券売機に。おお、無事に表示があります。そこで二人分購入。
しばらく駅構内のベックスでコーヒーを……。ほぼ満席の店内。どうにか席を見つけて座りますが、次から次へとサラリーマンやOLさんがやってきてはコーヒーとサンドイッチの朝食を食べて去って行きます。ああ、自分もサラリーマンの頃はコーヒーショップに良く立ち寄っていたなぁ…と、懐かしく思います。
さて、いよいよ出発の時間が近づき、西武線のホームに。
ほどなくラビュー入線。そして乗り込みます。
初めて乗るKAY1は目を見張っています。
それもそうですよねぇ。「ラビュー(La View)」西武鉄道が誇る特急車両ですが、今までにない斬新なデザインです。外観もそうですが内装も芥子色を基調にした非常にファッショナブルでスタイリッシュなインテリア。いままでにない!という言葉が何度も出てきそうなデザインです。しかも、窓がとても大きくなっており、座ると腰の下から窓!背の低いお子さんでも眺めが楽しめる構造です。(某・O田急電鉄のロマンスカーの一部はその点、評判悪いですもんね!)
その日は都内でも一部に雪が降ったということもあり、途中から眺めは雪景色に変わっていきます。
おお、旅情をかき立てるではないですか!
乗っている人たちもみんな日常から解き放たれた雰囲気です。グループのお客さんはみな席を向かい合わせにして楽しそう。
そして1時間20分ほどで西武秩父到着。早すぎですぅ。もっとゆっくり乗っていたかった!
西武秩父駅前温泉「祭の湯」
温泉施設は数年前に出来たばかりということで、まだ真新しい雰囲気です。
地下2,000メートルに温泉を発見し、くみ上げて湧かしているようです。
建物は駅直結で横に長い構造。改札から進むと土産物のエリア、飲食店のフードコート、そして一番奥が温泉エリアとなっています。
ですから温泉を楽しまない方も、食事やお土産物を選んで楽しむ施設となっているわけです。
さて、我々が目指すのは一番奥の温泉。
受付で切符を見せて入館です。お昼ご飯は一瞬、フードコートにしようか迷いましたが、温泉エリア内にも食事処があるので、そちらで済ませることにします。あとでわかりましたが、フードコートの料理の一部が食事処でも供されているようです。また手順を踏めば、温泉に入館したあとでもフードコートへ一時退出できるようです。
そして、階段をあがり温泉に……。
事前に調べていたのですが、天然温泉は露天風呂コーナーの一番奥のお湯のみ。それ以外は温泉ではないお風呂ということです。でも、内湯も炭酸風呂が楽しめたり、結構色々なお風呂がある広い施設です。おそらく休日はかなり混み合うのでしょうが、今日は平日ということもあり、お客さんはまばら。男湯全体で20人前後でしょうか。これなら余裕があります。
そして肝心の露天風呂。温泉である岩風呂はヨウ素を含む温泉だそうで、体の芯から温まります。この日は雪景色ですから、余計に温泉の温かさをありがたく感じますねぇ……。
さて、温泉から上がると休憩所に。
こちらの素敵な所はなんと、リクライナーがずらっと何十台も並んでいるんです。しかも窓も大きくとってあって、外の眺めを見ながらリラックスできる。しかも、それぞれの座席にテレビもありますし、電源も。さすがに新しい施設だけのことはあります。
これも平日ならではですが、結構空いているので好きな場所を選べるのです。もちろん、追加料金はかかりません。しばらく持ち込んだワイヤレスイヤホンを着けてスマホからの音楽を楽しみながらリラックスしました。
また、別料金を払えば半個室の休憩所もあるようです。
温泉エリアの食事処のメニューは少なめ
さて、お腹も空いてきました。食事処に行きましょう!空いています。お客さんは二人だけ。でも、外側には列ができたときのための設備がありましたから、休日は混み合うのでしょうねぇ。やはり平日旅の良さです。
のんびりとした雰囲気の中でメニューを見てみるとさほど種類は多くありません。名物わらじカツの丼、カレー、蕎麦。ただ、酒のつまみ系はそれなりに充実。呑兵衛の我々ですから、酒のつまみがあれば十分。ということで名物のわらじカツの単品やサラダなどで生ビールを。
湯上がりですから生ビール、体全体に染み渡りますねぇ……。
もっといろいろな料理を……という方は温泉エリアを出て食事エリアのフードコートに行けば、ラーメンやうどん、焼肉も!
お土産コーナーで地ビールの立ち飲みを発見!
さて、お腹も満たされて時間も帰りのラビューまであと30分。お土産物屋さんでも物色を……、と立ち上がって温泉施設を出ます。そのままつながっているフードコートを通過して、お土産物エリアに入る直前……、「あれ?」。
ビールのタップがずら~っと並んでいます。そして、「角打ち」の文字が……。
え?立ち飲み?
思わず立っていらっしゃるスタッフの方に聞いてみました。
その通りで、日本酒、地ビール、ワインなどを販売しているコーナーで、立ち飲みもできることのこと。呑兵衛のKAY2、立ち飲みに目がありません。これは利用しない手はないですよねぇ!
というわけで、タップからプラスチックのカップに注いでいただいた地元秩父のクラフトビールを飲みますが、同時に持ち帰り用の箱も見つけちゃいます。
「カップに入れたまま持ち帰れるんですか?」
「はい!」
と笑顔のスタッフ。これは……、当然電車で飲むでしょう!
というわけで、さらにビール1杯と地元のワインも赤と白。こちらを箱に入れて頂いて電車への向かう我々でした。それにしても、呑兵衛!
帰路はワインで乾杯!
袋はなかったので、少々運びにくかったですが、それでもKAY1が頑張ってくれ、無事に帰りの「ラビュー」車内までこぼれることなく運び込むことに成功!
帰路は宴会となった二人でした。
それにしても……、平日、急遽思い立った秩父温泉の旅、実に充実した一時でした。
うん、また来よう!
店名 | 西武秩父駅前温泉 祭の湯 |
KAYS独自ランク(5段階) | ☆☆☆ |
電話 | 0494-22-7111 |
住所 | 埼玉県秩父市野坂町1丁目16−15 |
時間 |
平日:10:00~22:00 |
定休 | |
アクセス | 西武秩父駅直結 |
地図(Google Map) | こちら |
URL | https://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/index.html |
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