「酒の山尾(渡辺酒店)」 ~ 島根県江津市で見つけた素敵な日本酒中心の酒屋さん




こちらがお店の外観です!

久しぶりに実家のある島根県でKAY1、妹、母と4人で車を走らせていました。車が江川橋を渡り、橋からの短い下り坂を下りたとき、「あっ!」とKAY1が声を上げます。

「ん、どうしたの?」

「あそこに酒屋さんが!」

KAY2も気になりますが、今は運転中。目的地までそのまま進みました。

いつも運転に専念しているKAY2。そこに酒屋さんがあることに今まで気付いていなかったのです。

左側には我々の大好きなワインの専門店「エスポアたびら」さんがあるのですが。

さて、実は、我々KAYSはワインとビールを良く飲みますが、日本酒も好き。

さらに、妹が最近になって日本酒好きになったこともあり、今回の帰省でもしばし日本酒の話題が出てきていました。

ワインは「エスポアたびら」さんがあるから実家に帰っても困らないけど、日本酒はどこかに良い店がないかなぁ……という風に話して、ネットを検索してみると、「酒の山尾(渡辺酒店)」というお店が出てきます。お?これ、良さそうなお店じゃないか……。でも、今まで気付かなかった。どこなんだろう……と地図を見てみると、

「え?今朝通りすぎたあそこ?」

そうなんです。これは行かねば!

ということで、翌日さっそくみんなで訪れてみました。

駐車場に車を止めて改めて見てみると、なんでいままで気付かなかったのかなぁと思うくらいに目立つ建物です。比較的新しく、清潔な佇まい。入り口横に杉玉が吊されています。創業100年という掲示も。

胸が高まりますねぇ!

さぁ、お店に入ってみようと扉に手をかけてみると……。

あれ?

ああ、閉まっている!営業時間を過ぎてすでに閉店しています。時間を確かめてこなかったことが悔やまれます!

残念だねぇ……と、お店の前で写真などを撮っていると、突然、扉が開きます。

ご主人とおぼしき人物が優しい笑顔で出ていらして、

「よろしければどうぞ!」

と、なんと声をかけてくださいます。まさかの「神対応」!!!

というわけでお店に足を踏み入れた我々は店内を見回します。

豊富な日本酒、ワイン、洋酒……。


木の香りのするお店の中はこの通り!

そして、奥に、なんとセラーのような扉を発見。

冷蔵管理された日本酒のコーナー!

これが実に沢山あるんです。

これは本当に本格的な日本酒専門店ではないですか!

しかも店主さんは日本酒が本当に好きで好きでたまらないという雰囲気。

我々は好きと言っても銘柄もさほど知っているわけではなく、これは教えてもらうに限ると、店主さんに我々の好みを伝えてみました。

その結果たちどころに2本のお酒を取り出して説明して下さいます。

これは助かるぅ!

1本目は「寒菊 Silver Lining 2023 純米大吟醸無濾過生原酒」千葉県山武市の「寒菊銘醸」さんが出しているお酒。少量生産限定のお酒。香りが高く、微発泡です。雲間から見えてくる光をイメージしたラベルが印象的。

もう1本は「酒未来 2020」。山形県鶴岡市にある「富士酒造」さんが出している出荷数量限定のお酒。「無濾過生原酒シリーズ」での人気の純米大吟醸です。我々の大好きな「十四代」で使っているお米と同じお米で作られているとか!

いずれも限定品。


奥のセラーには貴重なお酒が沢山!

棚には珍しいお酒が沢山並んでいます。

江津にこんなに素敵な日本酒のお店があったんだ!

まさかの出会いに嬉しくなっちゃいました。

実は創業100年という歴史を持つお店ですが、店長さん、しばらくコンビニをやってらした時期があったそうで、7年前に、そちらをやめて、本来の家業である酒店を再開されたという事情のようです(その場でお聞きした話をまとめたのですが、違っていたらごめんなさい)。

それにしても、夢のような日本酒のお店を作られたのですね!

お店を辞して、家に戻りましたが、このあと二晩に渡って「パレス和光」の弁当(以前こちらの記事にも書いたあのお弁当です)と「わかひろや」さんのオードブル(こちらも!)とで豪華で素敵な食事となりましたが、この2本が見事な華を添えてくれました!

家族での江津の夕食、素敵な思い出となりました。

「酒の山尾(渡辺酒店)」さん、ありがとうございました!

店名 酒の山尾(渡辺酒店)
KAYS独自ランク(5段階) ☆☆☆☆
電話 0855-52-2003
住所 島根県江津市江津町847-1
時間 10:00~19:00
定休
アクセス JR山陰線江津駅より徒歩4分
地図(Google Map) こちら
URL https://www.facebook.com/sakenoyamao/?locale=ja_JP