かつおのたたきに今度はサンジョヴェーゼの赤ワインを合わせてみた!今回は上善如水どころか素敵な未知の調味料にも!
ワインは料理の色に合わせると良いと言います
カツオの赤さはまさに赤ワインとぴったり!
先日の記事(こちら)に書いたかつおのたたきとサンセールという白ワイン。非常に相性が良くてワインがまるで「ふくよかな味わいの美味しい水」となったかのような印象でした。
さて、そのときに参考にした記事、ワイン通販の「Firandis WINE CLUB」というサイトのコラムです。
「初鰹の季節到来!鰹のたたきにぴったりのワインを検証します」
https://firadis.net/column_pro/202104/
結果、トップの相性がサンセールだったのですが、実は次点としてサンジョヴェーゼがあがっていました。そのときに飲まれたのはキャンティ・クラシコ。有名なイタリアのワインですよね。実は、KAYS、先月紹介した初台の「ドーロ初台」さんで飲んだイタリアのワインが美味しくて、ネットで購入していたんです。それがまさにサンジョヴェーゼ100%。レストランでは豚肉に合わせていただいたのですが、単体で飲んでも美味しい明るいワイン、今回、記事に刺激をうけてぜひかつおのたたきに合わせてみようとチャレンジしてみました。
用意したのは先日と全く同じ、「クイーンズ伊勢丹・仙川店」に入っている「吉川水産」のもの。今回も同じく、KAY2が以前仕事で一緒になっていた土佐出身の方から教えてもらったレシピで。(こちらの記事)
さぁて、どんな結果になりますか!
ワインは「レオヌス」。前述の通りイタリアはトスカーナのワインです。フレッシュな果実味があり、明るく軽やかな味わいです。一方で、タンニンもしっかりしており、全体にとてもバランスの良いワイン。
一般的にはお肉に合わせるワインですが、かつおのたたき、どうでしょう……。
まずワインを一口。うん、先日の印象と全く一緒。明るくて飲んでいて楽しいワインです。サンジョヴェーゼ独特の酸味がやや強く感じられますから、その分、肉料理との相性は良いはずです。
そして、カツオのたたきを一口。
そして、ワインを口に含むと……。
うわぁ!これはいいぞ!
もちろん、先日のサンセールは白で、一般的にいわれる魚との相性という意味で抜群でした。が、こちら、サンジョヴェーゼは口に含むと、ガーリックや玉葱などのかなり独特のクセがまろやかになり、口の中で落ち着いていくのを感じます。そう、まるでワインが和食の調味料、それも、かつおのたたきにぴったり合う未知の調味料になったかのよう。
もともとかつおのたたきには血合いがあり、それが白ワインとの相性では難しさを出すこともあるのですが、その点、赤ワインはしっかりとその臭みを消してくれます。なぁるほど、これも良く言われますが、血合いのしっかりとある魚は赤の方が合う。まさにその通り。
さらにかつおのたたき独特のスモーキーな香りも、数ヶ月間大樽で寝かせたこの赤ワインにはぴったりで、より芳しく感じさせてくれます。
もちろん、味付けに使用されているポン酢との相性は今回もばっちり。
ポン酢と合わせると……、ありゃ、やばいぞ。またもや上善如水(じょうぜんみずのごとし)だ。
そう、今回のサンジョヴェーゼも、まるで日本酒のように感じられてしまいました!
ということで、見ていくと、今回のカップリング(マリアージュ)、バランスを取る意味でも、あるいは、お互いの特徴を高める意味でも、いずれも素晴らしいものでした!
初鰹のシーズンはまもなく終わりますが、それまでに皆さんもぜひぜひ!!
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