常陸野ブルーイング水戸 ~ 駅ビルで美味しいクラフトビールを楽しむ

2023年2月12日




この色の見事さ。でも素敵な香りと味を

画像だけではお届けできないのが残念!

仕事で急に茨城県水戸市に出かけなければならなくなったKAY2です。

そして、この仕事が入った瞬間に小躍りしたKAY2です。

というのも、水戸にはクラフトビールの聖地とも言えるあのお店がある!!!

そう、水戸駅直結のビルに「常陸野ネストビール」の直営店があるんですよ。

「常陸野ネストビール」、1990年代、酒税法改正で第一次のクラフトビールブーム(当時は「地ビール」と呼んでいました)が起きますが、その際、人気が出たブランドの一つ。茨城県にある日本酒の蔵元がチャレンジして実現したビールです。

その後、世界各国でのビールコンテストで入賞するなどして、知名度の高いビールに。現在は日本で最も知られているクラフトビールの一つです。

KAY2も何度かスーパーなどで購入して楽しんでいますし、その味は期待を裏切りません。

その直営店で新鮮なタップが味わえるお店が水戸にあるので、ビール&ワイン好きのKAY2、前述のように小躍りしちゃったわけなのです。


こんな車窓を眺めながらの旅!

仙川から電車に揺られて3時間以上。

とはいえ、本来は仕事が目的なので、行きはせっせと仕事。

車内は快適。E657系と呼ばれる車両は手元にコンセントがあり、そちらで充電もしながら、パソコンでの仕事が進みます。何せ帰りの電車では酔っ払って仕事ができないとわかっていますから、当然仕事に熱が入ります(笑)。なによりもクラフトビールが味わえるからと、そんな不純な動機から、テンションも上がって、仕事の能率がさらにあがります。

さて、到着して本来の用事をさっさと短時間で終わらせます。KAY2のあまりの仕事の手際よさにクライアントさんも驚いたと思いますが、それもこれもビールのためとは口が裂けてもいえません。(^^;)


お店の入り口です

すぐに駅に引き返します。本当に駅直結。改札前からわずか2分ほどで店内に。この「エクセルみなみ」の4階は「麺ロード」と呼ばれるラーメン店のフロアなので、どのお店も行列。一方、この店だけは空いており、到着したのはちょうど昼時の11時50分ですが、並ぶことなく入ることができました。中には2組のお客。カウンターのような席もありますが、とりあえず、窓際の席に座ります。(土日は混み合うようですのでご注意を)

この席からは駅のコンコースを行き来する人の流れがよく見えるので、眺めも楽しめます。平日の昼間、いろいろな人が行き来しますが、学生さんが多いのが印象的。中にはやんちゃな……とおぼしき中学生や高校生たちがたむろする様子に、昔、教師として生活指導に飛び回り、駅周辺を家出した生徒を探して歩き回ったことを思い出したりしています。

さて、オーダーはランチセットにしてみました。セットで頼めばビールを通常の価格よりも180円ほど安く味わえるんです。

とりあえず頼んだのは常陸和牛のハンバーガーとフライドポテトがセットになったランチ。ビールはラガーを頼みましたが、最初だけラージサイズにしちゃいました!

運ばれてきたラガー。色は見事な黄金色。ラガーなのにオレンジピールのような香りの苦みがあり、「ウマイ」と思わず唸ってしまいます。苦みがやや強いけれども、さっぱり感が同居する感じが見事。グビリと飲んでもいいし、少しずつ味わっても楽しめそうです。

続いて、ホワイトエール。典型的なバナナのような香りとともにコリアンダーの香りもやや強く感じられます。しっかりとした濁りがあり、色は見事なマンゴー色。うまみが強く、クラフトビールの真骨頂ですねぇ!


こちらがランチセット

さて、ハンバーガーは昨今の高級ハンバーガーにならってかなりの肉厚です。それもややレアにしてあります。また、ピクルスは刻んでありますので、そのピクルス由来のビネガーの酸味が際立ち、肉のうまみを強く感じるバーガーとなっています。そして、その後味をビールが見事にさっぱりさせてくれます!ほぉ、素晴らしい組み合わせです。

ところで、グラスサイズは2種類あります。レギュラーは320ml。そしてラージは500ml(1パイント)です。普段は500mlでないと満足できないKAY2ですが、こちらのビールはレギュラーでもかなりの充実感を感じてしまいます。そのくらいにうま味が強いのです。普通の大手ビールの感覚で飲むと、その味の凝縮感に圧倒されてしまいます。レギュラーなのにまるで1パイントを飲み干したような感覚に。

土日祝は予約で一杯になることもあるそうですが、今回、平日の昼間ということもあるのか、12時30分の時点で、一旦自分一人のほぼ貸し切り状態になってしまいます。

その後、しばらくしてお客さんも徐々に入ってきました。みなさん常連さんのようで、そして当然ビールを頼まれます。ビールの注文が集中すると少し待つことになります。


カウンターにはタップが並びます!ワクワク!

でも、そんなときでも、ビールをタップから注ぎながら、こちらの様子を見て他のスタッフに「あのテーブルのお客さんにオーダーを伺って」と耳打ちする優秀な店員さんに感謝です。

他のお客さんのオーダーを聞いてみても、皆さんヴァイツェンだとかアンバーエールなどの名前をよどみなく口にする姿をみて、ビールファンだなぁ……と思います。そんなコアなビールファンが集まる店だと実感です。

さて、本日最後のビールを頼みましょう。今度はペールエール。出てきたビールは見事な褐色です。泡も細かく、いままでの2種類もそうでしたが、丁寧な作りだとわかる素敵なビール。香りが非常に高く、ホップのビターな味わいも期待通りの強さ。芳醇さと爽やかさが両立する本格的なペールエールです。これほどのビールをここ日本で味わえる幸せ。

お腹いっぱいになってしまったKAY2です。次回訪問の時の自分へのアドバイスとしては、おそらく食べ物はハンバーガーではお腹が膨れすぎて、せっかくのビールを沢山味わえないので、つまみとしてポテトフライあたりを頼み、ビールはすべてレギューラーサイズにすれば4~5種類のビールを1時間ちょっとで楽しめるはず……というもの。


品川からの常磐線特急は快適でした!

出張仕事の帰りに常陸野ネストビールを味わう旅、幸せな時間を味わえました。

そうそう、若い方であれば、このお店でたくさんビールを味わって、最後に〆(シメ)として麺ロードのラーメンを食べるというのはありでしょうね……。

帰りの特急ではヘッドホンから流れる音楽を聴きながら爆睡してしまったKAY2でした!

また来ます!

店名 常陸野ブルーイング水戸
KAYS独自ランク(5段階)
AAA、AA、A、B、C
AA
電話 029-306-7575
住所 茨城県水戸市宮町1-7-31 水戸駅ビル エクセルみなみ 4F
時間 11:00~22:00
定休 エクセルみなみ休館日
アクセス 水戸駅改札より徒歩2分
地図(Google Map) こちら
メニュー例 常陸野WAGYUバーガー 1,300円(税込)
URL https://hitachino.cc/visit/brewing.html