仙川の人気店だった「一富士」。閉店後、自然発生的にお客さんたちが素敵な寄せ書きを!

2022年5月22日




お店の前に貼られた店主さんの挨拶文

KAYSが仙川に引っ越してきた当時、実は仙川はとんかつの名店が居並ぶ街でした。「ささもと」さん、「とんかつ仙川」さん、「さんなすび」さん、そして「一富士」さん。

中でも「一富士」さんはとても親しみやすい雰囲気で、普段使いにとても良いお店。座敷もあるので、宴会もOK。居酒屋として使っていらっしゃる方も多かったと思います。

ビール好きのKAY2にとっては大ジョッキがあるのも得点高し!大きなジョッキでビールを流し込みながらのとんかつ、幸せな時間です。また、時には湯豆腐だったり、ポテトフライだったり、そうしたツマミにビールを流し込むのもまた幸せ。

ユニークなネーミングでもある「ぷるぷる定食」(生姜焼定食)はKAY1の大好物。

KAY2は贅沢したいときは「特大ロース」でお腹いっぱいに。

ご主人とホールのおばちゃんたちもいつも笑顔でニコニコ。

最高の時間が味わえる素敵なお店でした。


2008年頃のお店の外観です

そのお店が54年の歴史にピリオドを打ったのが、今年初めのこと。とても残念でしたし、皆さん同じ気持ちだったのでしょう。閉店の数日前はお店の前に行列ができるほどでした。

店主さん、本当にお疲れさまでした!

ということで、その後、ディスプレイもとりはずされたお店の前を通りかかると、使われていた食器を「持ち帰り下さい」という風に置いてあったりと寂しさが募ります。

そして、ある日、お店の前に貼られた店主の書かれた挨拶文。

眺めていて、あれ?と気付きます。

プライバシー保護のため、一部に
ボカシをいれさせていただきました

書き込みが……。それも一つではなく、あちこちに。

顔を近づけて良く見てみると……。

「ありがとうございました!」

「お疲れさまでした!」

「おいしかったです」

「世界で一番おいしいとんかつでした」

「もう食べられないとおもうとさびしです」

「45年間通いました」

「お料理に心が込められていて大変お世話になりました」……等々。

そう、自然発生した寄せ書き!!!

素敵です。どれだけ人々に愛されていたお店かと言うことが、よ~くわかります。

眺めていて、なんだか心がほっこりとしてきました。

うん。いいお店だったし、何よりも、そのお店に通っていた人たちの温かい心が感じられる。

良いお店って、こういうことなんでしょうね。そして、良いお客さんたち。

そんな光景を目にすることが出来る。仙川っていいなぁ……。(^^)