時間別 現在よく聞こえる英語短波放送周波数一覧[A22]の調査が完了しました

2022年5月22日




使い慣れた愛機(IC-756PROII)で
BBC World Serviceを受信中!

BCL(海外放送愛好家)の皆さんにご覧いただいているKAYSのコンテンツ、「時間別 現在よく聞こえる英語短波放送周波数一覧」の[A22](2022年春~秋)を3日間かけて調査し、データを更新しておきました。

いつものように数日に分けて短波ラジオの英語放送を24時間聞き続け、各放送局で今期に用いられている周波数を記録するという調査です。

とはいえ、短時間に一人っきりでの調査ですし、今後も周波数が変わる局もあると思います。いつものお願いですが、あくまで、参考程度でご覧になっていただければと思います。また、一方で大きな間違いなどありましたら、メールやメッセージなどでご連絡いただくと助かります。

今回気付いたことをいくつかあげておきますね。

・深夜の高い周波数が好調でした。春だなぁ……、と実感です。またサンスポットナンバー(太陽黒点数)も上昇してきているのか、思わぬ時間帯に思わぬ周波数で受信できるということもありました。

・その一つかもしれませんが、深夜、「BBC World Service」などが非常に好調な時間帯がありました。具体的には02:00(JST)で、12025kHz, 17780kHz, 17830kHzはいずれも強力で、番組内容がストレスなく楽しめます。また、周波数によって別系統の番組が流れており、番組を選べるのも楽しいですね。

・一方で、今回の周波数、我が家では定番である「Radio New Zealand International」の周波数がそれぞれの時間帯であまりコンディションが良くないようです。安定して楽しめる時間が少なくて残念です。

・その「BBC World Service」と「Radio New Zealand International」の両方が楽しめるのが19:00(JST)と20:00(JST)で、9410kHzに「BBC」が、9700kHzに「New Zealand」が強力に出ています。また9580kHzの「KNLS」も強力ですし、「China Radio International」も相変わらず凄い数の周波数で出ています。

・朝、英語放送を楽しもうという場合は07:00(JST)台がおすすめです。9580kHzで「BBC World Service」が、5590kHzで「China Radio International」が、9790kHzで「Radio Romania International」が、そして11810kHzで「KBS World Radio」がそれぞれ強力に受信できて楽しめます。

・今や貴重なVOA(Voice of America)ですが、朝、06:00(JST)台に6195kHzにダイヤルを回せば、アフリカ向けの放送が比較的強く入る場合があります。

そうそう、VOAと言えば、一つ、解決できなかったミステリーが……。

朝の07:00台なのですが、15280kHzでVOAが受信できたのです。ネットのストリーミングで確認しても同内容だったので、放送内容的にはVOAであることは確かです。

ところが…なんだかおかしいんです。

1.VOAの公式ページの周波数リストにはこの周波数があげられていません。
2.HFCC(ITU)の周波数リストにもこの周波数はありません。
3.変調がややおかしくて、一瞬、え?本当にAMモード??と一瞬思う音質です。
4.周波数も実はちょっとおかしくて、15280kHzから微妙にずれて、15279kHzあたりのような気もします。
5.何かのオバケ?と思い、他の受信機でも試してみたのですが、やはり、聞こえます。

と、まぁ、結局良くわからず、リストからは外したのですが、どなたかご存知の方がいらっしゃるでしょうか?ご教示いただければ幸いです。

いずれにしても、とりあえず完成した周波数リスト。KAY2と同世代の方であれば、お仕事をリタイアされて趣味に打ち込まれる方も多いと思いますし、BCLを復活!という方も。そんな方々の一助になれば幸いです。

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