ワインのめし ~ 画期的な駅弁に大満足!あとは容器に工夫があれば!!




せっかくなので山梨のワインと合わせてみました!

甲府にある国立山梨大学がフジッコワイナリーさんと
共同で作っているワインです

ワイン、昨今は日常の飲み物としてすっかりと定着した感がありますよね。

そうなると、ワインに合う総菜をデパ地下でもよく見かけるようになりました。

そして、ついに駅弁もワインの時代に!

ワインを意識した駅弁は、「神戸ワイン弁当(淡路屋)」や「ワインランチ(カワカミ)」などずいぶん前からあるにはありましたが、いずれもワインとセットになっている駅弁。

ワインのつまみになるようにと企画されたオードブルのような駅弁としてはおそらく「ワインのめし」が最初かもしれません。昨年2021年に発売され、新宿駅でも販売されています。一時期は期間限定のような扱いに見えましたが、現在は常に置かれており、根強い人気を得ているようです。

内容は2022年現在、
・ワインきの子と小エビのアヒージョ
・甲州鳥もつ煮
・甲斐サーモンのマリネ
・牛肉炭火焼き白ワイン仕立て
・甲州地鶏テリヤキチキン
・甲州ほうとうグラタン
・甲州フジザクラポークのかつサンド
・チーズケーキとレーズンパン
・ドライフルーツと月の小石チョコレート

と、9種類の料理が入っています。山梨県の食材がてんこ盛り。中でも鳥もつ煮やほうとうなんてのは「本当にワインに合うの?」とビックリしますが、実はワインを飲んでみてまたまたビックリ。めっちゃ合うんです!!

さらに、掛け紙のイラストは山梨県在住の絵本作家こいでなつこさんによるもの。中に入っているメニューのイラストもそう。かわいらしい絵で、我々はいつも食べ終わったあとは数日部屋に飾っています(パッケージデザインは雑誌編集者である堀内麻実さんと共同で作業されたそうです)。

ついでに言えば、駅弁のネーミング、「ワインのめし」の「のめし」は甲州の方言「飲みなよ」と「の飯」をかけあわせたもののようです。この辺のセンスはKAY2にも似てやや「オヤジギャグ化」しています(笑)。

駅弁としてかなり満足のいく内容ですし、食べ終わっていつも「これ、美味しいよね!」となるのですが、他の人気駅弁に比べるとなぜか、地味な印象はぬぐえません。いわば「通ごのみ」の駅弁なのかもしれませんが。

どうして、一般にはさほどブレイクしてないんだろう……、と思うこともあります。

確かにワインのオードブル駅弁という存在そのものが、まだ一般的ではないのかも知れません。でも、冒頭に書いたように、昨今はワインの総菜が売れる時代。コンビニだって、ワインを意識した総菜があるくらいです。

一番の問題は容器なのかな……と思います。かなり地味めのプラスチック容器。外側が黒で、中は朱色で9つの凹み部分がある、ごくごく一般的なもの。


せっかくの素敵な料理なので

容器を工夫すればもっと良いのでは?

確かにこの駅弁のためだけに容器を開発するというわけにはいかなかったのかもしれません。

が、せっかく可愛いイラストの掛け紙もあるのだし、これだけワイン好きにアピールするだけの食材が入っているのですから、少しだけでも容器の工夫をすれば絶対に認知度が上がるのに!!と思うKAYSです。

たとえば、容器をもっと明るい色合いのものにするとか、あるいは大胆に容器そのものの形を変えてしまうとか……。であれば、食べている最中もワクワク感が増して、満足感もより大きくなるのではないでしょうか。

食べ終わった後、今の容器では眺めているとやや寂しさを感じるのも否めません。

食べ終わったあとも満足感が続くような、そんなパッケージにしていただければ良いのにな……と思います。

そのあたりは、例えば神戸の「淡路屋」さんなどの発想を取り入れると良いのでは?と思うKAYSです。

そうすれば、もっともっと人気が出てくるんじゃないでしょうか。だって、中身の料理自体は素敵な弁当なのですから。

というわけで、「ワインのめし」、今後の進化にも期待しています!