三瓶温泉の国民宿舎「さんべ荘」で念願の日帰り温泉を楽しみました




西の原から見た草原と三瓶山

この日はあいにくの天気でしたが
晴れた日の眺めは最高です

島根県の三瓶山(さんべさん)という火山、ご存知でしょうか?

実はかつて巨大な噴火があった活火山。今では見た目には静かな山ですが、その面影は「さんべ縄文の森ミュージアム」で火山灰に埋没した林を見ることで知ることができます。

大田市の市街からはとても近く、車でわずか20分ちょっとで広大な草原「西の原」に到着し、そこから間近に見る三瓶山の眺めは雄大で、初めて訪れると誰もが言葉を失うほどです。

市街地からこんなに近くでこれほどスケールの大きな草原と火山を見ることが出来る場所って、おそらく国内でも限られると思います。

火山ですから、当然、近くには良質な温泉があります。

中でも三瓶温泉は国民宿舎があり、2018年に地震の被害を受け一旦クローズしていましたが、2年前にリニューアル工事が終わり、現在は営業を再開。とても評判の良い宿舎です。

特にその温泉がとても魅力的だと多くの人がネットにも書いています。

日帰り温泉もあり、大人は650円で入浴可能。

この温泉の「ウリ」は、まず、男女合わせると16種類もの露天風呂!

しかもその多くが掛け流し!!

毎分3044.8リットルが湧出するという(中国地方で最大級だとか)湯量が豊かな三瓶温泉ならではの自慢です。

これは嬉しいじゃないですか。

しかも泉質は非常に良く、特に最近になって追加された含鉄泉(温泉の中身は結構変わるようなのです……まさに自然の恵みですね)は貧血や冷え性に良いとか。これが嬉しい方も多いでしょう。

日帰り温泉の営業が20時までなので、良く晴れた日には露天風呂から満天の星を眺めることができるのも魅力です。

というわけで今回の帰省、日帰りで母親と妹をこちらの三瓶温泉に連れて行くことに。

江津から大田市までのドライブは途中山陰道が完成していることもあり、ずいぶんと時間が短縮されました。そして、大田からは1箇所、道に迷いやすいところで案の定引っかかりそうになりながらも(国道375号線、ローソン手前の交差点(こちら)で右折しなければならないのに、直進しようとしてしまいました!)、どうにかこなし、気付いたら、あっという間に西の原に到着。目の前に大きな草原と、その向こうに三瓶山がそびえているのが見えます。この日は霧雨模様のあいにくの天気でしたが、我々の到着した頃は、幸いに霧と雲が晴れて巨大な山体の眺めを楽しむことが出来ました。

そして、そこからほんの少しのドライブで、すぐに目的地の「さんべ荘」。


さんべ荘の入り口です

土曜日ということもあり、駐車場は空きがわずか。

受付で大人三人の料金を払い、そして館内へ。広々とした館内ですので、さほど混雑しているという雰囲気ではなく、ゆったりとした雰囲気です。

男湯と女湯で別れ、脱衣所で服を脱ぎ、身体を洗って、まずは内風呂へ。

おお、良い湯ですねぇ!

温度もさほど熱すぎず。そして、赤みがかった濁った湯は身体の芯から温まりそう。

しばらくして、露天風呂に……。


「国民宿舎さんべ荘」さんの公式サイトから

https://www.sanbesou.jp/floor/bath

うわさ通り、沢山の小さな樽や湯船が並んでいます。これは贅沢。ただし、高い塀があり、外の景色は楽しむことはできません。ただ、空は広く広がっていますから、これはやっぱり晴れた日の夜に来てみたいですねぇ!

いくつかの湯を巡って、再び内湯に浸かって上がります。40分ほどの温泉浴。肌の当たりも柔らかいお湯。次回はもっと長い時間でも良いなぁ……と思いながら、母、妹との待ち合わせ場所に戻りました。

帰りも雄大な三瓶山を目にすることができ、幸せなドライブとなりました!

名称 国民宿舎さんべ荘~日帰り温泉
KAYS独自ランク(5段階)
AAA、AA、A、B、C
AA
電話 0854-83-2011
住所 島根県大田市三瓶町志学2072-1
時間 10:30~20:00(21:00閉館)
18:00~23:00(月~金)
定休
アクセス JR大田駅より車で30分
地図(Google Map) こちら
入浴料 大人650円、小人400円、幼児(3才以上)200円
回数券あり(10回券5,000円)
URL https://www.sanbesou.jp/