地震で停電時にテレビを見る方法を確認する
今日、改めて動作を確認!
(TV画像はNHK・GTVをフルセグで受信中)
昨日の福島県沖での地震、久々にマグニチュード7.4という大きなものでした。
東京は震度4。我が家は相当な揺れでしたが、どうにか揺れている本棚を抑えてやり過ごせれば……と、揺れが収まるのを待っていたのですが……、あろうことか、突然、「バチッ!」という大きな音とともに部屋が真っ暗に。
え?停電??
これは想定外でした。実はいままで東京の自宅で停電を経験したことがないのです(東日本大震災の停電中はずっと職場で仕事をしていました)。
すぐに情報を得ようとするのですが、今までの習性でついついテレビのリモコンを探している自分に気付き、暗闇の中、赤面します。停電なんだから、テレビ、映るわけないじゃん!
次にスマホを手に取ります。ネット経由でテレビ放送の同時送信を見ようとしたのです。ところが……、いつもは繋がるはずのサイトに繋がらないのです。もちろん、我が家のWi-Fiは停電でストップしていますし、停電のせいで携帯の基地局もうまく稼働していないのかもしれません。そこであきらめて次なる手段に。
KAYSは元来ラジオファンなので、各部屋にラジオがあります。すぐにラジオのスイッチを入れます。
そして、以前東日本大震災の時に親戚が送ってくれたLEDのランタンを点灯し、部屋を明るくします。
NHKラジオを聞いてみるとテレビの音声を流しているようです。
しばらく聞いているのですが、津波注意報が発令されたということで、津波の情報が続きます。
確かに津波の情報はもの凄く重要!!でも、ふと思います。テレビの画面ではいわゆる「L字画面」で、他の、地震やインフラの情報が文字で流れているのではないかな?
こうしたときに、テレビがつけば……と思ってしまいます。いよいよ、アレの出番かな……と思ったのですが、やがて、停電は復旧し、事なきを得ました。
でも、もし停電が長引き、そんな時にテレビで情報を得たいと思ったときにはどうすればいいのでしょうか。
そんなとき、実はその「アレ」があります。
このブログ用写真撮影時、「東京 調布」という文字が気に
なっていたのですが、後になって我が家のすぐそば
「仙川交番前」と判明。驚きました!撮影された方がご無事で何よりです
@yamashomoveさんの投稿(NHKの画面から)
スマホ用のワンセグやフルセグ放送受信チューナー(アダプター)です。
小さな部品をパチンとスマホに差し込むだけでテレビを見ることが出来るというもの。
KAY2は震災などの自然災害の時には猛烈忙しくなる仕事を長年していたので、いつも鞄に忍ばせています。
持っているのはPIXELAのモバイルテレビチューナー「PIX-DT350N」という製品です。「Station TV」という名称でも知られています。非常に小型なので、小さな巾着にいれて鞄のポケットに入れて持ち歩いているんです。手持ちのiPhoneに繋ぐと、数秒後にはテレビ放送がスマホで視聴出来るというすぐれものです。現在はこの製品は後継機が販売されていて「Xit Stick(STK210)」という名称です。ワンセグ、フルセグを選んで受信できるようにもなっています。
ただ、電波の強い地域でないと受信できないのには注意が必要です。調布市内の我が家ではスカイツリーの見通しが良いため、ワンセグは全く問題なくすべてのチャンネルが入りますが、フルセグは部屋によっては実用にならない場合があります。お住まいの地域によっては部屋のテレビアンテナの端子と接続しないと受信できないというケースもあるでしょう。
また、それなりにバッテリー(電源はスマホ本体からとります)を消費しますので、常に、モバイルバッテリーなど、スマホを充電できる環境にしておいた方が良いです。実はKAY2は鞄にいつもモバイルバッテリーも忍ばせています。
動作時間、メーカーの資料では、フルセグで4.0時間程度、ワンセグでは6.5時間程度となっています。
ずっと付けっぱなしにするのではなくて、要所要所で映像で確認したいというときに利用すると便利です。たとえばNHKなどでは緊急時でもニュースは毎正時(00分)や30分といった区切りで情報をまとめて伝える事が多いので、その時間にあわせてオンにするなど。
ついでに言えばKAYSは以前使っていた買い替える前のiPhoneを手放さずに大事に持っています(バッテリーは新しく交換しました)。こちらは常に満充電の状態で置いているので(音楽プレイヤーとして時折利用しています)、いざという時はこちらでテレビを見るということもできます。
スマホを使わない他の方法としては、乾電池で作動するポータブルテレビというのがあります。単三電池3本で、こちらも4時間程度は作動するようです。家庭ではこちらを持っているというのもアリだと思います。値段は10,000円前後と、今回お話しているテレビチューナーと同じ程度です。
こちらでは、例えば単三電池の充電地(エネループなど)を日頃から余分に常備している方であれば、バッテリーの消費を気にせずに長時間見ることが出来るかもしれません。
また、お金に余裕のある方はそもそも大容量の非常用のバッテリーを購入して家庭に置き、充電しておけば、通常のテレビも見ることができるでしょう。
とはいえ、持ち運びも簡単な最初の方法、つまり、スマホ用のテレビチューナーを持つということが、KAY2の場合、一番現実的でした。
ちなみにテレビチューナーはPC(パソコン)用のものもありますので、ノートパソコンのバッテリーが充電されていて、そちらで見たいという場合は、それもアリですよね。
地震から明けた今朝、久しぶりに鞄から取り出して、きちんと動作するか確かめたKAY2です。
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