京王線~準特急が消えた日

2022年5月22日



この光景も今日からは見られなくなりました

KAYSが日常利用している京王線。新宿と八王子などを結ぶ路線です。

今日は恒例のダイヤ改正の日。

京王ライナーが平日にも明大前に停車するというのも改正点ですが、今回の改正、大きな話題はタイトル通り「準特急」という名称の消滅です。

各停とか急行という、いわゆる種別の名称廃止というのは久しぶりの出来事です。KAY2が最初に京王線沿線に越してきた時(学生時代)には「通勤急行」とか「通勤快速」という種別もありました。そう、当時は「特急」「急行」「通勤急行」「快速」「通勤快速」「各停」という6種類の種別でした。

その後、1990年代には「通勤急行」がなくなり、「通勤快速」の廃止は9年前の2013年。実質「区間急行」に名称変更というわけでしたが、そのとき以来の名称廃止です。

京王線、種別は多い方だと思うので、すこしだけスッキリしたかもしれませんね。

とはいえ、これで現在の種別は「京王ライナー」、「特急」、「急行」、「区間急行」、「快速」、「各停」と、6種類。あ、学生時代の昔と変わりないんだ!(笑)

「準特急」の名称廃止とはいえ、京王の公式アナウンスによれば『「特急・準特急」を「特急」に名称統合』ということです。そう、特急の停車駅が準特急と同じになるので、たとえば千歳烏山や笹塚を利用されている方は、いままで通過していた「特急」が利用できるようになったというありがたい改正です。

一方で、遠距離を特急で少しでも停車駅少なく移動したいという方にとっては、少々残念な改正かもしれません。

仙川住民(KAYSも含め)にとって今回の変更、さほど大きな影響はないのですが、過去においてダイヤ改正は大きな恵みになっています。2001年、それまで「各停」以外は停車しない駅だったのが、「快速」の停車駅になりました。1963年に廃止になった「準急」以来、40年近く経ってからの優等列車の停車は大きな喜びでした。さらに2015年には「区間急行」も停車。以前は平均して10分に1本だった列車が5分に1本となったのですから!

人々のライフスタイルというのは、次第に変わっていくもの。それに合わせての停車駅の変更や種別の廃止・新設。

時代の変化とともに必要な事とはいえ、いつも悲喜こもごもの改正ですよね。

そうそう、京王線の変遷については、K.Okaさんのサイト、「京王研究室」が非常に詳しくて参考になります。読み応えのある素敵なサイトで、おすすめします!