武虎屋 暁 仙川店 ~ 仙川でラーメンのバリエーションが増えてくる喜び

2023年1月22日




とろみのあるスープが独特!

「家系ラーメン」。

普段、いわゆるあっさり醤油味のラーメンが定番のKAY2にとってはなかなかに縁遠い世界です。

しかし、気がつけば地元仙川には2件も家系が。家系だけでなく、ラーメン専門店の数で言えば、駅周辺ではここ数年で相当に数が増えました。

これは行かないわけには……というわけで行ってきました。

もともとは地元の名物「♪な、な、なかや♪」のお店が閉店し、建て替えたビル、その1Fに入ったのが「武虎屋 暁 仙川店 」です。武蔵小山のお店が閉店され、こちらにオープンされたとか。

「家系」とはいえ、横浜ではなく、サードウェーブ、吉祥寺「武蔵屋」の流れを汲むお店という噂です。

午後1時半という、昼食がそろそろ落ち着く時間に訪問。

真新しい建物に、そっか、ついこの前までここは「なかや」さんだったのだなぁと感慨にふけります。今となってはかつて商店街のスピーカーから流れていた店主さんの独特の歌声を懐かしく感じます。

入り口で食券を購入。ラーメンのお店では最初の訪問時に必ず標準的な「ラーメン」を頼むKAY2、ここではひらがなの「らーめん」を730円で購入します。

食券を渡し、家系おきまりの「お好み」を「全部、普通で!」と伝えておきます。

コンクリートむき出しの室内は最初は殺風景かな……と思ったのですが、滞在してみると、空間がやや広めに贅沢にとってあり、居心地の良い雰囲気です。

さてさて、麺を茹で始めて5~6分でカウンターに「らーめん」が到着。注文してからこの速度、良い早さではないでしょうか。


まだ真新しさを感じるビルの1Fにあります

「もし塩辛いようなら、遠慮無くいってください。調整しますから!」と笑顔で仰ってくださるのも嬉しいですね。

そして、丼に顔を近づけてみると、美味しそうな香りが立ち上ります。家系ですから、豚骨鶏ガラ醤油ということになるのでしょうか。煮干しのような香りもやや感じられます。

そして濃厚なスープに箸をいれたとたん、そのねっとりとしたとろみで箸がわずかに抵抗力を感じ、「おっ!」と驚きます。

そして濃厚スープをすすってみると、その強烈な塩辛さに感心。

なぁるほど、これが家系のパワーなのでしょうか。若い方向きですね……、と思いきや、周囲を見渡してみると、案外ご高齢の方も美味しそうに召し上がっていらっしゃいます。女性の一人客もいらっしゃって、実に老若男女。この味、幅広い人気があるのですねぇ!

辛いときの秘密兵器。ご存知ですか?面白いのですが、目の前の容器に入っているすりおろしニンニクを入れるとその辛さが和らぎます。これ、自宅でKAY2がカレーを作るときにもよく使う手法。

次回からはスープの味を「うすめ」でお願いするのも手かもしれませんし、最初に「塩辛いようなら……」とおっしゃっていたワケがよくわかりました。でも、この辛さも慣れればヤミツキになりそうです。

さらに、ほうれん草が結構沢山のせられているのも嬉しいですし、チャーシューは薄手ながらかみ応えのあるハムのような味わいで、これも美味しい。さらに海苔は固めで湯気で「へにょ」っとならないのも良いですねぇ……。このあたり、武蔵小山のお店での長年の経験で培われたものでしょうか。

1杯食べ終えると、かなりな充実感を持ちます。

これが家系の満足感なのでしょうね。いわゆる昔ながらの東京ラーメンと比べると何世代も隔てたような完全な別世界です。年を重ねてからは普段はさほどラーメンを食べなくなった「シロート」のKAY2でも、豊かなバリエーションを持つラーメンの奥深さ、面白いと感じました。

また、おじゃまします!

店名 武虎家(たけとらや) 暁 仙川店
KAYS独自ランク(5段階)
AAA、AA、A、B、C
AA
電話
住所 東京都調布市仙川町1-15-28
時間 11:00~25:00(01:00)
定休
アクセス 仙川駅より徒歩4分
地図(Google Map) こちら
メニュー例 らーめん 730円(税込)
URL https://twitter.com/taketoraya116