あの「炭火焼きレストラン さわやか」を浜松で初体験!

 

 



 

こちらが「炭火焼きレストラン さわやか 浜松遠鉄店」

ウワサの「さわやか」に出張でチャレンジする

メディアで何度も取り上げられて有名なファミレス「炭火焼きレストラン さわやか」。静岡県民が熱狂的に愛するという評判を聞き、一度訪ねてみたいと思うものの、実は静岡県の地域限定での店舗展開。なかなかチャンスが巡ってきませんでした。

東京から一番近い店舗は御殿場のアウトレットの近くにあるのですが、土日などは半ば伝説ともなっている「5時間待ち!」という「超」人気ぶり。はなからあきらめていました。

そんな中、先日仕事で浜松に出張することになりました。しかも、浜松には駅のすぐそばの遠鉄百貨店に「浜松遠鉄店」が。これって、珍しいことなんです。こうした地方のファミレスは基本的に車での来店を意識して駅から遠いところにある場合がほとんど。

そして「さわやか」ではオンラインで各店舗の待ち時間を見ることが出来るので、事前に確かめてみたところ、混み合うときにはこのお店もやはり3~4時間待ちとなるのですが、平日の時間帯によっては数分待ちという感じで、これならどにか大丈夫と踏みます。

いよいよ訪問!まずは番号券を発行

番号券の発券機

さて、いよいよ当日。浜名湖そばでの仕事を無事に終え、15時ごろには浜松駅に戻ります。その足で駅隣の「遠鉄百貨店」、8Fにエレベーターで上っていきます。中途半端な時間ということもあり、レストランフロアの8Fは狙った通りガラガラ。そして「さわやか」の前に来ると、おお、ラッキー!お店の外で待っているお客さんがお一人のみ。すぐに入り口近くに置いてある「受付発券機」なるもので、QRコードが記載された「番号券」を発行してもらいます。この券を持っていれば、どこか別の場所に行っても、QRコードを読み取らせることで、あとどのくらいの時間で入店できるかがわかる仕組みです。

こちらが番号券とスマホに表示された待ち時間

ただ、今回は待っている方は1名のみ。待ち時間の目安は5分後と書かれています。ですから、お店の入り口で座って待つことにします。

この番号システムは良く出来ていて、時間が近づくと、自分の番がまもなくであることを知らせてくれる機能もあります。

こうして通知が!

店内に入ってまず店員さんたちの動きに驚く

時間が来て、番号を呼ばれます。そして案内された店内。なかなか広く、座席間も余裕があります。雰囲気としてはややオールドファッションなファミレススタイルですが、全体に清潔に保たれていて好感が持てますね。

店内は広々としています

なによりも店員さんたちの非常にきびきびした動きに驚きます。

平均年齢は結構高そうで、30~40代の方、中には50代とお見受けする方もいらっしゃいますが皆さん早歩きでオーダーなどを捌いていらっしゃるのが印象的です。

これは1日労働すると相当疲れるのではないでしょうか。ナマケモノのKAY2はこのお店では働けないかもしれません。(^^;)

そして、そんな中でも皆さんの笑顔が印象的です。

メニューを広げますが、もう事前にオーダーは決まっていました。

もともと炭火焼きレストランと銘打つだけあって、メニューはファミレスにしては少なめです。ハンバーグ、ステーキ、ハンバーガーなど。

でも、「さわやか」に来たら、やっぱり代表的な料理を頼まなければ……。というわけで「げんこつハンバーグ(税込1,155円)」と「フレッシュサラダ(税込275円)」そして生ビールを!

これがあの「げんこつハンバーグ」!

10分ちょっと待つと、やがて厨房の方からジュージューと肉の焼ける音が近づいてきます。

お、来ましたね!

店員さんが早足で運んできて下さったのが、「さわやか」名物、「げんこつハンバーグ」です。

登場直後は名前通りゲンコツのような形

このハンバーグ、げんこつという名前の通り、こぶしのような形をしています。鉄板のお皿の上で湯気が上がっています。さらに、店員さん、「ではこのまま準備させていただきますね」という一声と共に、ナイフでまず二つに割ります。割った面からは猛烈な蒸気が上がります。

そして、その二つに割れた肉の断面を鉄板に押しつけてしばらくそのまま。

なぁるほど、こういうふうにして中までシッカリと熱を通して焼き上げるというわけですね。

さらにソースをかけてもらいます。ソースはデミグラスソースとオニオンソースの2種類から選べるのですが、圧倒的にオニオンソースが人気と聞いていましたので、今回、それにならいました。そのソースを全体にかけてもらい、準備終了となりました。

さぁ、いただきましょう!

味わいは?なるほど、シンプルな味わいですね

鉄板に二つに割った肉を押しつけてしばらく時間がたつのですが、断面を上に向けてみるとまだ結構赤い色の部分が残っています。これが良いと地元の方。そう、レアで食べるのがこの「さわやか」流なのですね。そして、口に入れてみるとかなりの粗挽き。つなぎは入っていないのではないかと思われる舌触りです。かなりワイルド。でも、肉に臭みはなく、「非常にシンプル」な味わいとでも言いましょうか。ソースの酸味が際立ちます。地元の方は最初にソースを店員さんにかけてもらうのを断り、自分で半分ソースをかけ、あとはテーブルに置いてある塩とコショウだけで味わうそうですが、確かに余計なものをかけず、肉の旨みだけで食べるというのはわかる気がします。

途中で運んできた店員さんがやってきて「お味や焼き加減はいかがですか?」と確認してくださいます。「バッチリです!」と満面の笑みで答えるKAY2です。

それにしても今日は暑くて、汗びっしょりで仕事をしたので、ビールが進みます。

おかわり!

そして、ビールのつまみとしてもこのハンバーグは良いですねぇ!

結論。確かにリピートしたくなる!

KAY2にとってはかなりな分量です

ごはんを頼まなくて正解でした。250gのハンバーグはKAY2にとっては結構な分量。サラダと合わせてほぼ、お腹が満たされました。でも、味付けがシンプルなので、胃への負担はさほど感じられません。それがまた、このハンバーグの人気の秘密かもしれないですね。若い方なら、さらに何かもう1品頼みたくなってしまうかもしれません。一言で言えば「満足しました!」

お会計をすませ、50分ほどの滞在でした。

さて、あらためて考えてみると、この「さわやか」の魅力って、まず店員さんたちのきびきびした反応。これはもちろん店舗により差があるかも知れませんし、また、働く側にとっては結構大変かもしれません。が、ファミレスの基準から考えれば明らかに一歩上を行っているサービスと言えるでしょう。

さらに、メニューのシンプルさとわかりやすさ。ファミレスといえば、数え切れないほどの品目があり、またそれを誇っているチェーンもあります。それにくらべると「さわやか」のメニューはやや素っ気なさも感じます。が、ある分野に特化したチェーンというのは、それが「売り」になる限り、強みにもなるということでしょう。お店に行く目的がはっきりしており、迷う心配はありません。

そして、メニューが限られるゆえに、看板メニューに全力投球。品質の維持などにもメリットがあるかもしれません。さらに言えば、静岡県外に進出しないというのも、肉の品質を守るためという話を以前聞いたことがあります。地域限定だからこそ、またそれが伝説となり、全国に伝わり、KAY2のような客も現れるわけで、実は好循環になっているのかもしれませんね。

次の出張でもまた来ます!

店名 炭火焼きレストラン さわやか 浜松遠鉄店
KAYS独自ランク(5段階)
AAA、AA、A、B、C
A+
電話 053-456-3113
住所 静岡県浜松市中区砂山町320-2 遠鉄百貨店本館8階
時間

11:00~22:00(オーダーストップ 21:00)
受付(発券)開始 10:00

定休 1月1日
アクセス 新浜松駅隣
地図(Google Map) こちら
メニュー例 げんこつハンバーグ 1,155円(税込)
URL https://www.genkotsu-hb.com/shop/entetsu.php