リゾート列車「雪月花」で料理とワインを味わい、さらに温泉とジオラマを楽しむ日帰り旅に行ってきました
Contents
旅の準備
久しぶりに観光列車の旅をしたくなった我々。数ヶ月前から気になっていたのはえちごトキめき鉄道の「雪月花」です。大きな窓を配置したユニークなデザインの列車で、豪華なお弁当を食べながら上越の風景を眺めることができる列車として人気があります。いわゆる観光列車の一つですが、鉄道会社の方ではワンランク上の「リゾート列車」という呼び方をしているようです。
人気の列車ですから予約できるかなぁと心配しつつ8月になって11月下旬の便を取ることが出来ました。すでに、座席のかなりの部分が埋まっていました。本当は窓に直接向かうカウンターのような席を取りたかったのですがすでに満席で、通路を挟んだその後ろの列の席を確保。また、列車は3つある通常プランのうちフレンチのお弁当をいただくシェ・トヤの「至福のひととき、新潟の恵みフレンチコース」にしました。二人で合計59,600円という豪華な列車です。
当日は日帰りで以下のような旅程を計画。
・東京06:28→08:27上越妙高 北陸新幹線 はくたか551号
・上越妙高では駅前の「天然温泉 釜ぶたの湯」を楽しむ
・上越妙高10:35→13:15糸魚川 えちごトキめき鉄道 雪月花 1号車
シェ・トヤ「至福のひととき、新潟の恵みフレンチコース」
・糸魚川14:48→16:52東京 北陸新幹線 はくたか566号
乗車日が近づくと(今回は11日前)にeチケットが配信されます。乗車時は改札でその画面をスマホで、あるいは印刷して提示することになります。
当日朝~東京駅
東京駅に向かうために京王線の始発に仙川から乗ろうと前夜は21時に眠ったのですが、さほど眠れず。うつらうつらと……。眠ったり醒めたり。やはり遠足前のような雰囲気に。
そして早朝3時には完全に目が覚めてしまいます。結局起き出して準備。そして、5時前には自宅を出て始発電車に向かいます。
家を出て駅に近づくと歩いているのは夜を明かしたヨッパライさんや早朝勤務の人たち。足取りがおぼつかない人が多いのが面白いですねぇ。皆さん、小さな仙川の街のどこで夜を明かしていたのか…。
始発は日曜日ということもありガラガラでした。そして乗り換えの新宿駅も、ヨッパライさんか旅行者が多いものの、全体にはとても空いており、南口の通路も歩くのが楽。乗り換えは非常に快適でした。人が少ない時間帯だと、大都会でもスムーズでストレスフリー。そう、これってコロナ禍のときにも感じた事でした。
6時前に東京駅に到着。はほとんどの店がまだ閉まっていましたが、駅弁屋さんだけはにぎやか。最近は駅構内の他の場所にも小さな支店のようなコーナーができており、お客さんを分散できるようになっています。実際にそちらは混雑していなくて買い物も楽。また、コンビニはNewDays(ニューデイズ)が数カ所あります。中央改札内店と南口の店舗(NewDays+HANAGATAYA グランスタ東京京葉ストリート)が開いているのですが、グランスタ八重洲北口店はまだ閉まっていました。
6時過ぎると次第にオープンする店が出てきます。そうそう、NewDaysの南は土産物と併設のためかレジ前に長蛇の列ができているのが印象的でした。
改札を入って、中央だとテイクアウト専門のベックスコーヒーショップがあり、6時15分にオープン。そこでコーヒー頼みテイクアウトし、いざ新幹線へ。
新幹線で東京から上越妙高へ
新幹線、この時間は車内清掃がないので、早くから乗車できるのはメリットです。すでに弁当を食べている人も。
乗客は4割程度でしょうか。ただし、二列の窓側は全部埋まっています。
静かに走り出す新幹線。この時間ということもあるのかインバウンドのお客さんは少なく、車内はとても静かです。
北陸新幹線、気付けばあっというまに関東平野をつっきって山の中に。軽井沢、長野、と進みます。早朝ですが、それぞれの駅で乗り込む人が結構いるのが印象的でした。
さらに途中、上田では霧の海が見えてきます。スマホで現地の気温を見ると4度。寒そうですねぇ。
そして、乗車時間2時間ほどで、目的地の上越妙高に到着します。
生まれて初めて降りる駅。数十人の方々が降りてきますが、皆さんが改札を出ていった風分後、すでに改札内の構内は人っ子一人いない状態に。
素晴らしい泉質の温泉が駅前に
さて、今回の目的である雪月花の受付まであと1時間半ほどあります。こんなに早く来たのにはワケがあります。貴重な雪月花のチケットを取ったのですから、新幹線の遅れなどで乗り逃したくないという気持ち。本当は前泊してもよかったのですが、金銭的にはそこまで余裕はなく。そうなると、できるだけ早い時間に上越妙高に来ておこうという魂胆です。そして、早朝の駅で時間をすごすのにピッタリな施設を発見していたからなんです。
それが「天然温泉 釜ぶたの湯」。駅の出口から歩くこと1~2分。駅近というより駅そば!ほとんど駅の構内という感覚です。我々が実家に帰省するときに使う出雲市駅そばの「らんぷの湯」のよう。これはありがたい!しかも、入浴料も480円ということで銭湯なみ!
日曜日の8時。すでに沢山のクルマが駐車場に止めてあり、どうやら、地元の方々に人気のようですね。
入口から入っていくと、すぐに右手に自動券売機が。ここで入浴の支払いをします。ただ、我々の直前の方が支払いで戸惑っている様子。カード利用の場合、そのためのボタンを事前に押す必要があるようなのですが、そのボタンがわかりにくく、いくらやっても支払いができないということで係の方が登場して説明していました。
ちなみにこの温泉はサウナ利用もできるのですが、こちらは別料金を払い、オレンジのリストバンドをもらい、サウナに入室ということのようです。通常の入浴料だとそのリストバンドがもらえませんので、サウナは入室禁止。
さて、お風呂に入ってみると……。
大浴場には広い湯船が広がっています。そして、階段を上がった先にサウナ。そして、外には「外風呂」が。残念ながら壁があり外は見えません。上を見上げてもトタン屋根があり、空も見えないので、露天というより、文字通り「外風呂」なのですね。
洗い場で身体を洗います。湯が出てくるボタンを押すのですが、ごくわずかな量しか出てきません。SDGsなのでしょうか。水資源を大切にされているようです。というわけで、頻繁にボタンを押して湯を出していく必要があります。まぁ、これは慣れですので問題なし!
そして、肝心の温泉はややぬめりのある感覚で、湯船に身体を浸けているととてもよく暖まります。うん、これは確かにいい温泉ですね!おそらく湯上がりも湯冷めとは無縁の温まり方。
これは近くにあったら頻繁に通ってしまいそうです。
ただ、あまりにも気持ち良いので、ついつい湯船に長時間浸かっていそうで、湯あたりには注意を。実際、浴室には「長湯は危険」と書かれており、実際に救急車で運ばれる人がいるようです。
結局、1時間の間に浸かっては上がって、身体を少し冷やし、再び湯船に浸かるということを何度も繰り返して大満足です。
食事処などがないのは残念ですが、とても良い温泉でした!
受付を済ませていよいよ乗車へ
身体もポカポカと温まり、駅へ向かいます。構内は到着時とは異なり結構な賑わいになって来ています。売店を覗いてみると土産物を売るお店にはさすがに日本酒の品揃えが豊富。そして、そのつまみなども売られています。
そして、いよいよ受付の始まる10時。通常の改札の横に「雪月花」専用の改札があり女性のスタッフさんが10時00分ピッタリに受け付け開始。
スマホのeチケットを提示し、乗車のためのチケットを頂くのですが、珍しい硬券。これは嬉しいですね!「10時26分ごろに入線となります」とのこと。
ということはまだ20分以上の時間があります。そっか、直前まで列車は来ないのですね。早くから来ていると勘違いしていたので、ちょっと手持ちぶさたになります。
改札を過ぎた突き当たりに小さな待合室があるのですが、座席数はわずかに9つ。覗いてみると満席でした。
そこで、ホームにおりて様子をみたり。KAY1(妻)はちゃっかり改札で駅員さんと話をつけて改札外のお土産物やさんで物色。私の方はホームで撮影などをして時間をつぶします。
そして、いよいよ雪月花の登場。
ホームのみなさんも待望の列車と言うことで一斉に撮影にいそしんでいらっしゃいます。
写真で知っていた車両ではありますが、こうして改めて実物を見てみると独特で強烈な風情。なんといってもガラス窓の広さが印象的です。そして、鮮烈な車両の赤色も。車両横の「雪月花」の文字も。ワクワク感を感じさせる車両であるのは間違いありません。
そして、アテンダントさんに切符を見せて乗車へ。
車両に乗り込むと当然のことながら、乗客のみなさんは車両の隅々も写真に収めようと忙しく撮影。もちろんKAY2(私)もその一人です。(笑)
内装は有名な水戸岡鋭治さんデザインの車両などと比べればずっとシンプルですが、全体の配色といい、居心地の良さが感じられます。なにより窓の広さから、車内に注ぎ込む光が眩しいくらい!今日は晴れて良かった!!心からそう思います。
さて、出発時刻も迫り、座席についてみます。
座席番号の不思議
やや変則的な座席になっています。私たちの座席は4ABと5AB。
ん?どうしてアルファベットが二つなの?
これ、本来はそれぞれ二人で座れる座席らしいのです。それを一人で独占。なんと贅沢な!

我々の座席は山側ですが窓を背にしているので
通路を挟んで海側の眺めを楽しめます
実際、お隣のご夫婦は3ACということで3人席を二人で使用。ということで、我々と比べるとちょっとだけ狭い。「あれ?おたく、その分料金を多く払っているの?」なんて尋ねられちゃいました。ちなみに、我々の乗車したときには1ABと2ABは一人利用。窓に面したカウンター席の後ろとなるので、その分、スペースを広くしてサービスしているということもあるのかなぁ……と想像します。カウンター席は席割りどおり一つの席に一人ということになっていましたのでスペース的には我々よりも狭くなります。その分、景色が思う存分眺められますが。トータルで見た時にどの席もそれなりのメリットがある……、そういうフィロソフィーがあるように感じました。
さぁ、やがて発車となります。
発車~二本木
発車まもなくアテンダントさんから簡単な案内があります。ランチョンマットが敷かれたテーブルの上には本日のお弁当のメニュー、飲み物リスト、沿線の案内、ペアリングにオススメのワインリスト。さらに箸と三日月の形をした金属製の箸置き、そして、グラスが滑らないようにと厚手のコースター。お水のボトルも。すべて持ち帰って良いとのこと。
そして、ウェルカムドリンクの希望も聞かれます。呑兵衛の我々はもちろんお酒。スパークリングワインは新潟の誇るワイナリーの一つ、フェルミエのものだということで、まずその時点でニンマリ。
車両は山の方に向かって走っていきます。そして15分もするとスイッチバックに。木製の雪よけが印象的なスイッチバックから二本木の駅に到着です。
駅では9分間の停車時間があります。こちらで弁当のテーブルへの運び込みなどの準備を行うようですが、我々は一旦外に出て駅のホームで販売されている土産物などを物色。車両の先頭で記念撮影をする人たちも。そうそう、最初の上越妙高でも、みなさん写真を撮っていましたが、入線後の時間はさほど長くありません。そこで撮りそびれた方はこちらでも大丈夫。
二本木~妙高高原で1の重を味わう

ウェルカムドリンクのスパークリングワイン
グラスには雪月花の文字が
車内に戻ってみるとすでに小さな木製の三段重が置かれています。ずっしりと重い1の重からフタを開けてみると、全体を4つに分けて、それぞれにガラスの器が入っています。この重さはガラスの重さだったのですね!
2の重、3の重と中を確かめるとそちらにもワクワクするような料理が並んでいます。このあとスープも運ばれてくるはず。これは楽しみ!

これがフレンチのお重
なお、この木製のお重は持ち帰りできません!
程なくスパークリングワインも運ばれてきたところで列車は発車します。やがて進行方向の右側に見事な妙高山の姿が現れます。ほぉ!と声もあがり、皆さん写真を一生懸命撮っていらっしゃいます。アテンダントさんからは「この先にも良く見える場所があります!」とアドバイス。
列車は風景の良い場所で時折速度を落としたりしながら進んで行きます。
ワイングラスを手にとって乾杯する我々の写真をアテンダントさんに撮ってもらいます。ワイングラスには「雪月花」の文字が。
テーブルに3つのお重を並べて、どれから始めようかと迷う幸せ……。悩みながらもフェルミエのスパークリングワインが美味しくてどんどん進んじゃって!そこでワインはペアリングのおすすめにあった白ワインを追加しておきます。こちらは越後ワインの「雪季」。1の重に合わせるのに良いワインとの説明が。調べてみるとシャルドネ(60%)とセーベル(40%)のワインとか。さわやかでありながら、果実の味わいもしっかりと残るバランス良いワインです。うん、これは美味しい!
せっかくなので、クラフトビールも!こちらは妙高高原アルペンブリックビールのピルスナー。妙高の天然水で作られたビールでピルスナーということで、香り豊かで苦みもしっかりとあるビールでした。これがまた美味しくて……。お代わりしたいところでしたが、ワインを……ということで、ちょいとビールは1本で我慢。
ちなみに飲み物は有料で、あとでまとめてラストオーダーの後に精算となります。
それにしても料理、スゴイです。前菜ということで、1の重の「越の鶏レバームースと上越産無花果ジャムの具ジュール」から口に含んだ瞬間、「美味い!」と二人同時に叫んじゃいました。さらに、「新潟県梨とクリームチーズ味噌漬けの生ハム巻き」に至っては「いくつでもお代わりしたい!!」と思ってしまうほど。そして、これに前述の白ワインが実に良く合うのです。メニューの名前でお気づきのように徹底的に地元の産物を扱っています。その心意気も素晴らしい!そのほか、1の重では妙高山コシヒカリのブランマンジェ塩麹風味」はKAY2が猛烈に気に入った一品。今までのフレンチで、これほどまでに美味しいブランマンジェを食べた事がないと大絶賛です。そして「桜のチップでスモークしたサーモンと安塚産そば粉のガレットのミルクレープ」は見るだけでも、実に美しい一品。
「白ワインおかわり!」
を2度もお願いしてしまった我々です。
妙高高原~直江津で2の重を味わう
さて、妙高の入口となる妙高高原駅に到着。ここから列車は元来た線路を戻ります。ちなみに我々が今走っている路線は「妙高はねうまライン」と呼ばれ、かつては信越本線だった路線です。このあと、列車は直江津まで進み、そこからは日本海ひすいライン、かつての北陸本線の一部を走ることになります。
温かいスープも運ばれてきます。こちらは新潟特産のさといも帛乙女(きぬおとめ)のポタージュ。上品で繊細な味わいが里芋とはわからないくらいに意外。
このあたりでフレンチのお弁当も2の重に。ワインもパンフレットにある妙高ワインの「雪のひとかけら」という赤ワインに。マスカットベイリーAが主体で、そのほかにビジュノワールとアルモノワールが加えられています。ベリー系の香りが高く、果実箕豊かな親しみやすい赤ワインで、これまた2の重を引き立ててくれます。ちなみに白は足のあるグラスでしたが、赤は足のないグラスで提供されています。
「越の鶏と黒舞茸のガランティーヌ」、ガランティーヌが大好きなKAY1、大喜びですが、何よりも黒舞茸がまるでステーキのような食感と味わいなのにびっくり。こりゃ、赤ワイン、これだけでなくもう一つ行っちゃおうかな。胎内高原ワイナリーのツヴァイゲルト2019を。これがまたスゴイ!まるで南仏のワインを思わせるようなスパイス感と凝縮感。ふくよかな味わいの良いワインです!つぎに2の重でいただいた「くびき牛サーロインステーキ山古志神楽なんばん柚子胡椒の赤ワインソース」にはもうパーフェクトな組み合わせ。二人とも「すばらしい!」としか言葉が出ません。「日本海産紅ズワイガニのアランチーニ」は残念ながら他のメニューに入れ替わっていましたが、「海老信条の八色椎茸ペルシャード風」では再び白ワインを注文して合わせてみたり……。
ただただ堪能!
ところで我々の通路を挟んだ前、窓に向かったカウンターの席には女性の一人客が。最初からワインをボトルで頼んでいます。そしてアテンダントさんとも親しげに色々と話しています。いかにも乗り慣れているという雰囲気。良いなぁ……。その隣は男性の一人客ですが、インバウンドのようでアテンダントさんと英語で色々と話しています。インバウンドの時代ですが、今日のこの列車に限って言えば、外国の方は少ない。でも、しっかりと一人旅を楽しんでいるようでした。
直江津~筒石で3の重を食べ終わる
このあたりで二人とも相当に酔っ払っているのですが、列車は「直江津」に到着します。ここで11分ほど停車して、列車は日本海ひすいラインに。文字通り海岸近くを通ることも多く、今日は晴れていることもあり、穏やかで青く美しい日本海が目に入ってきます。ああ、眺めも実に良い列車だなぁと感じます。
食事の3の重では「日本海産紅ズワイガニのクラブサンド」。うーん、白のワインをいただきたくなっちゃうじゃないですか!そこでフェルミエのスパークリングを!さらに「妻有ポークと岩の原ワインのドライカレー」はお寿司に握られたドライカレーに具材が乗っけられています。赤ワインで処理されているだけあって、まだ残っていた赤ワインにもピッタリ!
気がつけば3つのお重にあったフレンチはすべて完食。見た目は少ないかもと思っていましたが完食してみるともうお腹はすでに十分満たされています。
が、そこでデザートが!この列車の名物「法王のティラミス」が。なぜ法王なのかという「いわれ」はあまりにも有名なのだそうで、ネットで皆さんに調べていただくとして(笑)、こちらには珈琲か紅茶が選べるのですが、このために残しておいた赤ワインと白ワイン、こちらも合わせていただいちゃいましょう!やっぱり呑兵衛な我々です。
そして、列車は最後の途中停車駅「筒石」に近づきます。トンネル内にあり長い階段で外に出るという駅として有名ですが、今回の旅では残念なことに階段を上って外にでることはできません。そしてこの筒石駅で飲み物もラストオーダーとなります。そして、筒石駅を出る頃には飲み物の精算。カードも使えますので飲み物代占めて7,000円をカードで支払います。どれだけ沢山飲んだかわかりますね!ああ、恥ずかしい。
最後にお土産として紅茶とクッキーのセットをいただき、終点の糸魚川に着いた列車から、名残惜しそうにみなさん列車を降りていきます。
それにしても、今回、乗車していてスタッフの皆さんのきびきびした動きやさりげない心遣い。素晴らしい「プロ精神」を感じました。乗車する前は、単なる地方鉄道の観光列車という思い込みもあり、さほど期待していなかった部分があります。が、乗車してみると全くイメージが違い、これはもう新潟の誇る列車という「プライド」を感じさせるとても素晴らしい乗車体験となりました。第三セクターの地方鉄道でもここまでできる!その底力を見せていただきました。素敵です。
JRの豪華列車でうん十万払うなんてできない庶民の我々ですが、こうして、数万円で猛烈に満足いく体験ができるのですから、これは本当に、本当に素晴らしい!
リピーターも多いというのも頷けます。前述のように女性が一人で乗って楽しめるという部分でも大きいのではないでしょうか。かつてこの鉄道会社の社長も務められ、現在は大井川鐵道の社長さんである鳥塚亮さんが「雪月花はクセになる」とおっしゃっていましたが、確かに納得です。以下のリンク記事です。
我々も、次はいつ乗ろうかと画策しています!
ブラタモリで予習した糸魚川では意外な名所を訪れる
さて、名残惜しい気持ちで降りた雪月花ですが、このあと帰りの新幹線まで1時間半ほどの時間があります。この間に実は2箇所、行きたいところがありました。一つは日本海を見るために海岸まで歩くこと。もう一つはヨメサンのKAY1にはまだ打ち明けてまかったのですが、「糸魚川ジオステーション ジオパル」という施設があり、そこには鉄道マニアにとって堪らない魅力が……。鉄分濃いめのKAY2としてぜひ覗いてみたい!
でも、その前に……。
今回糸魚川を訪れるということで、実は事前の予習としてNHKで以前放映された「ブラタモリ」を見たんです。ブラタモリは大好きで毎回視聴すると共に保存していたのが、こんな時に役に立ちます。
そしてそこで学んだことがやはり今回の滞在でも色々と役に立つことになります。ヒスイを巡る様々なミステリーや古い産業のことなど……。実際に糸魚川の駅を降りたって街を歩くとそこここにその痕跡が残っています。NHKさん、良い番組を作っています。惜しむらくは過去の多くの映像はネットなどで簡単に見ることが出来ないこと。私のように趣味で保存していれば良いですが、そうでないと、見ることが出来ないというのは残念ですよね。もはや国民の財産とも言っていいNHKの番組。そのすべてがネットで見られるようにして欲しいものです。
さて、まずは日本海を見るために海岸まで。駅から直ぐです。この日は展望台が閉鎖されていたのが残念ですが、それでも青い空と青い水平線を見ることが出来ました。
そして、駅に向かう途中で「相馬御風宅」という表示が。古い家を見るのが大好きなKAYS、二人ともすぐにそちらに向かいます。
相馬御風は糸魚川出身の文学者。早稲田大学出身であの「春よ来い」や早稲田大学の「都の西北」などの作詞でも知られているのですが、KAY2が生まれ育った島根県石見地方出身の島村抱月とともに「カチューシャの唄」の作詞も行っています。
その旧居でもある建物、明治から昭和にかけて彼が住んでいた建物は綺麗に保存されており、内部も歩いて見ることが出来ます。こうした古い家屋は中に入るとKAY2などは子ども時代に住んだ事のある父の古い実家を思い出し、自然と懐かしい気持ちになります。
そこでしばらく過ごしたあと、駅に向かいます。そう、「糸魚川ジオステーション ジオパル」です。
鉄分満載の施設で時間まで過ごす
「糸魚川ジオステーション ジオパル」という名前からは「糸魚川世界ジオパーク」の説明をしてくれる施設なのかな……と思うじゃないですか。
ところが、実はそれよりも鉄道模型などの聖地という方が有名かも!というのも「ジオ」は「ジオ」でも「ジオラマ」からも名付けられているんです!
そう、巨大なジオラマがあって、Nゲージの車両を走らせることができるんです。持ち込みも可。さらにプラレールの展示コーナー、そして実車であるキハ52、SLくろひめ号、さらにはトワイライトエクスプレスの再現車両まで!
なんとまぁ、こんな「鉄の聖地」が糸魚川にあるなんて!
というわけで、あっという間に帰りの新幹線に乗らなければならない時間が来てしまいます。
名残惜しいですが、きっとまた再訪することになると思います。だって雪月花、また乗りたいもの!
というわけで、帰路につきます。
NewDaysでビールを買い込んで乗った「はくたか566号」、爆睡で東京に到着しました!
日帰り旅ですが、とても贅沢な旅。みなさんもいかがでしょう?
|
|


























































ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません