数十年ぶりのウォークマン!値段の下がったタイミングで購入 ~ SONY NW-ZX707
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ウォークマンの想い出
まずはえっらい昔の話ですみません。m(_ _)m
学生時代、同級生がソニーの初代ウォークマン「TPS-L2」を買って、音を聞かせてくれたときの衝撃、忘れません。
それまでのカセットと違い、ステレオで本格的に音楽が楽しめる。外に持ち出すも良し、家で聞くもよし……。それまでステレオで聞く音楽は家の大きなステレオの前でと決まっていました。
ですから、新しい世界が目の前に広がりました。
そこからのウォークマンの快進撃は皆さまご存知の通り。
最後に私がウォークマンを購入したのはおそらく1990年代。仕事でも使うということで、山の神を説得し、すでに国内では製造終了していたウォークマンプロ「WM-D6C」を赴任先の海外で購入。
あれから早くも30年の月日が流れ……、実に久々のウォークマンを購入。
もちろん、時代は変わっていて、もはやカセットプレーヤーではありません。「オーディオプレーヤー」とジャンルが変わっている「NW-ZX707」。
購入のきっかけはあのラジオ?
実はこのブログに書いた「FiiO RR11」がきっかけでした。
ポケットに入るライターサイズのFMラジオですが、同時にDACとして使えるということがわかり、ヘッドホンアンプとして使用したところ、その音質に驚きます。なにせハイレゾが手軽に聞けるのですから。しかも、それまでは自分では区別もわからないだろうと思っていたハイレゾ。あるとき、聞き比べて明確な差を感じることがわかり急に興味が湧いてきたのです。
それまでサブで使っていたAndroidのスマホとそのラジオとの組み合わせでハイレゾを楽しみ始めたタイミングと、ハイレゾで有名な音楽配信「Qobuz」の本格的な日本での配信が始まったタイミングが見事に合致してしまいました。さらに、「Spotify」もロスレス配信が始まりました。
さらに、ちょうど故障で買い替えたデスクトップPC用のDAC、FiiOに4.4mmのバランス接続があるのを発見。ずいぶん前に購入したSONYのヘッドホン「MDR-Z7」はバランス接続ができるので、FiiOにつないだところ、こちらも違いがはっきりとわかりました。音の定位がはっきりするのです。
こうなると、もう、バランス接続でのハイレゾをもっと楽しみたい……と、そうなっていったわけですね。まさに「沼」です。(^^;)
今はパソコンの前でしか楽しめないけど、もっと色々な場所で聞けたら……。外出という意味でなく我が家のあちこで……という意味です。
そんなときにたまたまネットで目にしたのがウォークマン!そっか、今どきのウォークマンって、本体に内蔵した音楽ファイルだけでなく、様々な音楽配信に対応しているんだ。
しかも、なになに……、バランス接続ができるんだ!
数十年ぶりにウォークマンを購入するというのも悪くないじゃないか!!
機種選定は価格から ~ ちょうど値下げのタイミング!
今回はウォークマンに限定したので、そこからの機種選定は大変に楽なはず。だって、値段で決めれば良いのだから……と思ったのですが、どっこい。調べてみたらその値段にビビります。ウォークマン、もっと安いのかと思っていたのですが……。
現行でストリーミングに対応しているのは4機種。
価格はソニーストアのもの(2025年9月現在)
1.NW-A307 [64GB] 46,200 円
2.NW-ZX707 [64GB] 93,500 円
3.NW-WM1AM2 [128GB] 187,000 円
4.NW-WM1ZM2 [256GB] 440,000円
うーん、これは困った。しかも44万円って何!?中古車が1台買えちゃうじゃない!一番安いのでも買うのは結構大変だぞ。
というわけで、4と3は高価すぎて論外。どうにか1だよね……。と思うのですが、実は1はバランス接続がない。
え?じゃ、2しかないじゃん!
そこで、価格コムであらためて価格を調べてみると……。(2025年9月現在)
1.NW-A307 [64GB] 4~5万円台
2.NW-ZX707 [64GB] 7~9万円台
3.NW-WM1AM2 [128GB] 14~19万円台
4.NW-WM1ZM2 [256GB] 31~44万円台
と言う結果になりまはす。で、ここで注目なのが2。こちら、実は8月になって急に約1万円の値下げが行われたのだそうです。それまでは前述のソニーストアでは104,500円で売られたそうです。そこで、他の販売店でも値段が下がったというお話。もしかしたら新機種が出るのかな……。
でも、少しでも手頃になるのはありがたいこと。
2を手に入れることができるかどうか、財布と相談した結果、しばらく他に贅沢しなければどうにか行けそうとの判断。GOサインです。
クチコミなどでの評判 ~ ネガティブな評価は?
数種類のサイトで評判を見てみました。その結果、全体の評価としては良いのですが、幾つか気になる点をみつけます。それを一つずつしらみつぶしに調べていきます。
・動作がもっさりしている
→Andoroidで作動するため、そちらの問題もありそうです。先代の機種よりも改善されているとのこと。また、動画視聴など音楽を聴く以外の動作を指摘する場合が多いようです。もっさりするけど我慢ならないレベルではないとの声も聞かれ、一応、この点は安心します。
・バッテリーの持ちが微妙
→これについては、賛否両論で、先代から比べれば良くなったという声もありますし、そもそも私の場合、外に持ち出すことはあまり考えません。自宅内の様々な場所で聞きたいというのが目的。そうなると、これは問題なし。
・やや大きめの筐体で厚さがある。
→これも外への持ち出しを考えないので問題なし。むしろ、老眼が進む現在、文字も筐体も大きい方がありがたい!
・ヘッドホンの出力が低い
→私の持っているヘッドホンは70Ω。高インピーダンスです。大丈夫かなと心配になりましたが同じヘッドホンを持つ方のレビューで問題ないとのことを知り、この点もOKに。
・Android OSに依存しているので、OSのバージョンアップなどで、取り残される可能性があるのでは?
→発売後、12→13→14と新しいバージョンに対応してきているので、大丈夫そう。今後、アップデートが止まったとしても、数年は使えるはず。この点は他社の製品よりも良い。
クチコミなどでの評判 ~ ポジティブな評価は?
こちらも様々な声がありました。
・デザインがカッコイイ
→これは本当に好みですが、幸い、角張ったクラシカルなデザインは私の好みと一緒なので、所有する喜びを感じそうです!
・音質は前機種や同社のエントリーモデルよりも良い
→A300シリーズよりも良いという声は当然にしても、同シリーズの先代よりも良いという声が多くありました。
・バランス接続の評価がとても高い
→この評価は多いです。期待が持てそうです。逆にいえばアンバランスの方は取り立てて目立つ評価はありませんでした。
・バッテリーの持ちは十分に実用的
→何日も持ち歩くということでなく、通勤や自宅で聞くいうレベルでは問題なさそうです。また、充電しながら聞くこともできるようですから安心です。
・上位レベルの「NW-WM1AM2」に音質面では肉薄する
→上位機種はなにせ十数万円するので手が出ませんが、それに匹敵するほどの音質(バランス接続の場合)という聞き比べた方の評価は期待できそうです。
・Bluetoothでの音質も上々
→SONYの開発したLDACを搭載していますから、例えばWH-1000XM6などで聞くと、とても上質の音でハイレゾを楽しめ、相当の満足感があるという話。
・動画視聴もそれなりに楽しめる
→動作がもっさりという声もありますが、液晶画面が美しく、それなりに楽しめるとのこと。そうであれば、おまけとして楽しめそうです。とはいえ、本来私の購入目的はあくまで音楽配信を聞くというものですが。
買って届いた!
購入した店舗では「しっかり梱包」というオプションがあり、追加料金はかかりますが、安心ではあります。届いてみると、たしかに通常よりもプチプチが多い「しっかり」した梱包でした。(^^)
そして、外箱や梱包はこのところのSONY製品にあるように環境に配慮したプラやビニールを極力排したもの。昨今の外箱に豪華を競う外国製品とは趣が違い、そのシンプルさも好感が持てます。そしてさっそく充電しておきます。
さっそく使ってみると評判に納得!
すでにサブのスマホでAndroidを使っていたことが幸いし、操作そのものは大きなとまどいもなくセットアップできました。取説を読みながらですが、同時にソニーのサポートサイトでは動画の説明を見ることもできますし、至れり尽くせりだなぁと、これまた時代の変化を感じます。
そして、早速ヘッドホンをつないで聞いてみます。
もともとサンプル音源が入っていますので、まずはそれから……。
心配していた操作性ですが、確かにシャキシャキと動く感じではなく、もっさりした感じというのはわかります。時にワンテンポ遅れて反応するという感じでしょうか。とはいえ、手持ちの格安Androidスマホはかなりのもっさり感なので、それに比べればストレスは感じずに済みます。
そして肝心の音。バランス接続です。
うん。高品位の音です。近年のソニーの音の特徴でしょうか、比較的暖色系の音でありながら、高低音ともにしっかりと出ている感じ。かつてのドンシャリのイメージとは一線を画しています。
さらに、QobuzやSpotifyのアプリをインストール。そして聞き続けてみます。オーケストラ作品ではバランス接続らしいしっかりした定位で、各楽器の位置が明確になります。
そしてイコライザーで好みの音に色付けするのもまた楽しい!
ただし、インピーダンスの関係で、このヘッドホン、音量はぎりぎりセーフでした。もし、もっと高インピーダンスのヘッドホンをお持ちの方は注意が必要かもしれません。
うん、なかなか良いではないですか!期待通りでホッとしました。だって、今後しばらくつつましやかな生活を送らなければならない高価な製品ですから……。(^^;)
実際に使ってみて良かった点

こんなギミックも嬉しい
曲名とアーティスト名がきちんと表示されます!
音楽配信をハイレゾで、しかもバランス接続で楽しめるというのはやはり大きな魅力です。そして、実際に二つのサブスク、「Qobuz」と「Spotify」を利用してみて、全く問題なく再生して楽しんでいます(Apple Musicとは相性が悪いとの評価もありますが)。当初の目的を果たしたわけで、良い商品を選んだと思います。また、音楽プレーヤーということで、物理スイッチが側面についているのもポイント高いです。曲送りや音量の上げ下げなど、画面のタップよりも物理スイッチの方が楽なのは我々の世代ならではなのかもしれませんが。
何よりも本体デザインがやはり高級感あり、所有している喜びを感じさせてくれます。
SONYのオリジナルではなく、Androidという外部のOSをベースにしているので今後何年使えるかわかりませんが、現在バージョンが14と、各社で搭載されたオーディオプレーヤー中では比較的新しいので、当面は他社の製品よりも長期間楽しませてくれるのではないかと思います。
厚みがあり、ある程度の重さがありますが、私の場合は自宅での使用を目的としているので、逆に安定感があり、安心できます。軽いとヘッドホンコードに引きずられたり、そういう煩わしさもありますから。
実際に使ってみて悪かった点
今のところ正直に言って、不満点はあまりないのですが、しいてあげると以下の点でしょうか。
・バッテリーの持ち時間は仕様によると音楽ファイル再生で25時間程度です。サブスクの再生だと20時間程度です。ただ、仕様には同時に音質設定や様々な環境によりそれが大幅に短くなると記載されています。実際、私も実験してみましたが、サブスク再生で、イコライザーやDSEE、DCフェーズリニアライザー、バイナルプロセッサーなどの機能をオンにしてみると、連続11時間程度しかもちませんでした。その点は注意が必要です。また、BluetoothでLDACを利用すると、こちらも大幅に短くなります。外への持ち運びがメインになる人にはちょっと心許ない持続時間です。ただ、モバイルバッテリーがあれば、それで充電しながら聞くこともできますから、それで対処するというのもありかもしれません。
・充電は空の状態から一杯にするまで3.5時間かかると仕様に書かれています。長いという方もいらっしゃるかもしれませんが、私の場合、出力の大きなアダプターによる急速充電では、残量0%から100%の満充電にするのに1時間45分ほどでした。
・本体のメモリーは64GBでも、他のアプリなどで消費されます。すると、実際には47GB程度しかありませんから、配信以外に手持ちの音楽データを沢山入れたいと思う場合には容量が不足します。ただ、その場合は外部メモリーとしてmicroSDカードも使えますので、あまり心配はいらないかなと思います。
というわけで、悪かった点というのは現在のところ実感としてはあまりありません。
ソースダイレクトの良さを知る
原音のままでなくイコライザーなどで味付けするとバッテリーの消費が早いと前述しました。が、実はその際に改めて感じが事があります。そうした味付けを一切しないで聞くとどうなのか……。つまり、この機種で言えば「ソースダイレクト」です。
すると……、やっぱり音が良いのです。自分好みのドンシャリとはかけ離れていきますが、やわらかで落ち着いて、そして自然な響き。とても心地よいのです。
そもそも、アーチストやエンジニアはその「ソースダイレクト」が標準。その音こそが彼らが調整して作り出した音。まさにその音で聞いてもらいたいと本来は思っているわけです。
これほど質のいい音で聴くことができる本機を体験したことで、「ソースダイレクト」で聞く楽しみというのもあると改めて感じました。
まとめ ~ 自宅で使うのであれば満足度がとても高い製品
私の場合自宅であちらこちら部屋を変えての使用が前提です。その場合、この製品はサイズといい、重さといいちょうど良く、そして、肝心の音質についても十分に満足のいく製品でした。
事前の評判を色々と確かめたのですが、多くの人々が「買って良かった!」と書いていらっしゃるので安心感はありましたが(もちろんとても低い評価をつけていらっしゃる方もいらっしゃいましたが、何事も賛否両論ありますから)、実際に手にしてみて、その高い評価は私の場合も十分にあてはまるものでした。製造は海外であるにせよ、国内ブランドの意地と誇りを細部にまで十分に感じさせる造りの素敵な製品だと思います。
一つ心配は、ソニーストアで値下げしたと言うことは新機種がまもなく出るかもしれないという可能性もあります。ソニーの場合、通常2~5年のスパンで新機種が出ているようです。この機種も発売が2023年ですから、そろそろ新機種が出てもおかしくありません。が、現状、これだけ満足であれば後継機種が出ても、きっと後悔はしないだろうと思います。
この種の製品もまたエージングを経ると、さらに音が安定してよくなるとの説もありますので、今後、どう音が成長するか、それも楽しみです。
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