長年の夢がかない、桐朋学園の社会人講座でソルフェージュの授業を受けてきました!




受講書の下にあるのは講義で使った教材

自分でも買っちゃいました!

高校生の頃、真剣に音大への進学を考えていた時期がありました。それまで部活動で吹いていたフルートを生業にしたいと、無謀にも思ったことがきっかけでした。

結局、すぐに自分の実力のなさを思い知ることとなり(隣の町の高校生が吹くフルートがもの凄く上手で「あ、これはダメだ。太刀打ちできない」と即座に理解できました)、きっぱり諦めたのですが……。

それ以後、音大というのは見果てぬ夢の憧れ。

せめて一生に一度は授業を覗いてみたいなぁと思っていたくらいです。

ですから、仙川に引っ越してきて、桐朋学園で社会人講座「ウィークエンドカレッジ・イブニングカレッジ」があることを知ったときには狂喜乱舞でした。

最初に受講した年はフルートの講座があり、そちらに参加。担当は現在桐朋学園芸術短期大学の学長である永井由比先生でした。エネルギッシュに、そして優しく楽しく教えてくださるレッスンはリピーターのファンも多く、通うのが本当に楽しかったのですが、その後、コロナ禍となり、中止。先生もお忙しくなったのか、その後は再開されずに残念でした。

そして次に池田哲美先生の「名曲のしくみ」。毎回、ある曲を取り上げて、様々な分析を通してその魅力をさぐるという素晴らしい講義です。こちらもリピーターのファンが多く楽しい講義でした。

今年も池田先生の講義を取ろうかな……と、思っていたのですが、どうしても一つ以前から気になっていた講義があります。それが坂田晴美先生の「SHMを楽しみながら学びましょう」という講義。いわゆるソルフェージュの基礎です!

いかにも音大の授業っぽいじゃないですか!!!

とはいえ、ホントは大学に入る前にソルフェージュをちゃんとやっていないといけないという話もありますが……。(-_-;)

いずれにしても、高校時代の憧れが甦ります。

受けてみたい!

無謀にも、そう思ったKAY2。ついに申し込みをしちゃいました!8回シリーズで受講料は16,000円なり。

そして初日。猛烈にドキドキしながら近所のキャンパスへ。学校が歩いて数分の距離にあるなんて「なんと贅沢な!」と、いつも思います。仙川暮らしの大きなメリットです。

一応、五線譜を用意していきました(昨今はネットで無料で手に入るのですから便利ですねぇ!)。教室には私の他は3名の方が。みなさん、ソルフェージュの体験がおありなのでしょうか……。不安に思いながら先生を待ちます。

そして、坂田先生の登場!

ベテランの先生で、「子どものための音楽教室」で初期の頃から教えていらしたピアニストでもあります。こんな凄い方に教えていただけるなんて、しかも小人数で!(他の受講生さんが別の用事でお休みとなり、私一人の個人レッスンになった回も!つまり個人レッスン!!)

最初にメロディーの聴き取りからなのですが、うん十年も音楽から離れていたせいで素人同然ですから、五線譜に音符を書くのも戸惑いが。「え~っと、休符ってどう書いたっけ……」「ヘ音記号は第4線をはさんで点を二つだったっけ?」とそんなところから右往左往する有り様。いやはや、ホントに続けられるの?と最初は絶望的な気持ちにもなりました。

また、聴音の際の音符の書き方。さらに道具としては2Bの鉛筆、そして短い定規もあると良いなど、様々なアドバイスももらいます。

さらにその後は和音の聞き取りに入り……、となると、間違える、間違える!

回数が進むと自分の不甲斐なさにますます絶望的な気分になり、久しぶりに「学校、休もうかな……」という子どもの頃の気持ちが甦ります。「今日、休講にならないかな……」とフトドキな考えを持った大学生時代も思い出します。(^^;)

ただ、担当の坂田先生は厳しくも優しく、そして、個人個人の能力に合わせたレッスンで辛抱強く教えてくださいます。これがとっても救いになりました。8小節のメロディー、何回か繰り返して弾いていただくのですが、最初は全部。次に最初の4小節を2~3回。次に後半の4小節となるのですが、「先生、5小節目からだと音がとれないので、最初からお願いできますか?」なんて私の我がままなお願いにも「いいわよ!」と快く応じてくださいます。ホントにお優しいのです。私の場合、絶対音感がないので、途中からだと何の音かわからなくなっちゃうのです。

そして、講義だからこそ得られた貴重なヒントの数々。なぁるほど、こうして和音の聞き取りってするんだ……と、その入り口がしっかりと見えたことが何よりも収穫です。いまどき、ネットを見れば様々な形でソルフェージュを学ぶサイトや動画があります。が、独習というかたちで続けて行くのはなかなか辛抱が必要。こうして、定期的に講義があるというのはそれ自体が続けて行こうというインセンティブになりますから、ありがたいのです。

そうそう、今回は予習や復習として自宅でも自習をしました。特に他大学ではありますが洗足学園のソルフェージュ教材は「神サイト」と言えるくらいに充実していて、予習、復習にとても役立ちました。もの凄い数の問題があり、実際に音を聞き、回答として楽譜をみることができます。こちらはオススメします。

https://www.senzoku-online.jp/DICT/810JP/index.php

結果、全8回の講義を全出席できたのですから、私のような出来の悪い学生に辛抱強く付き合っていただいた坂田先生に心から感謝です。

もちろん、本格的なソルフェージュからすれば、本当に基礎の基礎。入り口を垣間見ただけだとは思います。でも、自分自身にとっては今後も自学自習を続けていく良い道しるべになったと思います。

そしてこうした社会人講座を安価に提供してくださる桐朋学園芸術短期大学の長年にわたる素晴らしい試みにも感謝です!

付け加えると、今回KAY1(妻)も初めてウィークエンドカレッジに参加しました。彼女は松井康司先生の「歌を歌って体内活性化!〜昭和100年を歌う〜」を受講。こちらもとても充実した内容だったようです!

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