サイレント楽器を鳴らすのにどうしてもBluetoothを使いたい場合は……




この組み合わせに助けられました!

前回の記事の続きのようなお話です。

サイレント楽器、私の場合はサイレントギターを持っています。

ヘッドホンにつないだり、外部スピーカーに接続するなどして利用しますが、ちょいと煩雑。何か良い方法はないかと探した記事を前回書きました。

電子楽器にはBluetoothではなくてFMトランスミッターが役に立った

FMトランスミッターでとりあえずFMラジオに飛ばすという方法で解決したのですが、これ、いくつか弱点を挙げるとすれば、微弱とはいえ公共の電波を使うわけですから、隣の部屋とか、ごく近い場所であれば他人もラジオで聴けてしまうという問題があります。とはいえ、実用上数メートル以上には飛ばないので実質上心配はないのですが。

もう一つ。こちらがちょっとやっかいなのですが、微弱電波ゆえに身体を動かしたりするたびに「ザザー」というノイズが乗る場合があります。

そうなると、やはり音質面ではBluetoothに軍配があがるのですが、そちらは遅延の問題が。どうしましょ?

前回の記事にも書いたようにBluetoothにはコーデックが幾つかあります。一番良く使われている「SBC」は遅延が0.2秒以上あり、楽器の演奏には実用的ではありません。が、「aptX」となると遅延が少なく、その中でも「aptX LL」の場合は遅延は0.04秒未満になるとのこと。

ただ、私の持っているBluetooth機器は送信も受信もこのコーデックに対応しておらず。

これ、安価に手に入れるシステム、ないかな。

ちょうど、手元にお小遣いが数千円。

そこで色々と探した結果、どうやら見つけました。

送信機に関しては「1Mii」というブランドの Bluetooth トランスミッター 「ML301」です。アマゾンのレビューを見ると比較的高評価です。値段も3,000円を切る価格。もし今回の目的に合致しなくても、受信機としても使えますから、オーディオで何かしら別の用途でも使えそうです。

そして受信側をどうするか。

これもaptX LLで検索してみたところ、なんとサンワサプライの安価なポータブルスピーカーで該当商品があるのを発見。「400-SP106」というミニスピーカーです。値段は5千円をギリギリ切る価格。こちらのレビューを見ると若干心配はありますが、試してみる価値はありそう。今回の実験で失敗しても、防水ですし、連続使用時間も24時間と、生活の中で色々と使えそうではあります。

というわけで購入に踏み切ってみました!

送信機のスイッチをオンにしてペアリングモードに。そして、スピーカーの電源を入れてみます。

スピーカーの方は電源をオンにした時点で「Power On」という女性のややしゃがれた声がするとともに何もせずともペアリングを始めてくれます。やがて、「Connected」という音声に続いて「aptX Low Latency」とのアナウンスが。

様々なコーデックに対応している送信機とスピーカーですから狙いのコーデックへの設定などどうするのか心配していましたが、なんとまぁ、簡単に「aptX LL」で接続できてしまいました。

そして、実際に音を出してみます。

すると……

確かに今までのBluetoothとは決定的に違います。わずかなディレイを感じますが、演奏上、とりあえずは問題なさそうです。むろん、高い精度が求められる演奏をされる場合にはこれでもNGですが、日々、楽しみで楽器を鳴らすという私のような場合は、これであれば十分に許容範囲内ではないでしょうか。

というわけで、とりあえず。問題解決かも!

最後に、このスピーカーに関してネットレビューで見聞きして心配していたポイントがありました。一つはスイッチをオンにした瞬間のアナウンスが爆音になるというレビューでした。複数のレビューがあったので心配していたのですが、私が手にした個体については、その現象はいまのところ起きていません。aptX LLの時にだけ起きるという方もいらっしゃいましたが、私の場合はそれも大丈夫でした。

もう一つ、このスピーカー、充電時やペアリング時にLEDで表示されるのですが、最初はそれがどこにあるかわからず……。正面の上部、メッシュの裏にありました。輝度が弱く、わかりにくいので、私のような老眼の方は注意が必要かもしれません。

以上、これから購入を検討される方のためにお伝えしておきますね。