一目惚れでマーシャル(Marshall)のBluetoothスピーカー「WILLEN」を購入 ~ 安住紳一郎アナの声がさらに素敵に!
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WILLENとの衝撃の出会い
自宅でラジオを聴くことの多いKAY2。最近はスマホのアプリで聞くことが増えました。そうなるとスマホの内蔵スピーカーでは物足りず、どうしてもBluetoothで外部スピーカーをつなぐことになります。
今までは小型とはいえかなり重量のあるしっかりしたBluetooth内蔵のスピーカーを使っていましたが、部屋を移動したり、あるいは旅先で……と考えると、ここいらで1台、ステレオである必要はなくモノラルで良いので、コンパクトなスピーカーが欲しくなります。それも、人の声が良く聞こえるスピーカーが。
さらにアマチュア無線をする関係で小型無線機などの音質には少々不満だったので外付けで良いスピーカーを使いたいとも思っていました。最近の無線機はBluetoothが付いているものもあるんです。
そして、ネットで物色していたときに、突如、1台のスピーカーに目が釘付けに。
マーシャル(Marshall)の「WILLEN」。それもクリーム色のもの。
良い意味でなんじゃこりゃ!!!???と、驚きます。
かつて60年代や70年代、グループサウンズやロックを聞いていた世代からみるとあの頃のギターアンプのようなデザイン。しかも「Marshall」のロゴ入り。え?イギリスのあのアンプのメーカー!「本家本元」ですぞ!
これはノスタルジア満載じゃないですか!あるいは今もギターアンプを使っている方にとっては別の思い入れもあるでしょう。
しかも手のひらに乗る超小型サイズ!!
一瞬、海洋堂さんの新しいフィギュアかと思ったくらいです。
そして、これが今や大人気の小型Bluetoothスピーカーだと知り仰天です。あまりにも人気すぎて、コピー商品やニセモノが世界中の市場に出回っているとか!
色は全面黒に金のロゴとボタンのものと、全面クリームに金のロゴとボタンのものの2種。現代のマーシャルに慣れた世代ではおそらく黒ということになるのでしょう。実際、ネットで購入した方の個人ブログを見てみるとほとんどが黒を選んでいらっしゃるようです。が、KAY2の場合は60年代や70年代にタイムスリップできそうなクリームに惹かれます。我が家のインテリアにもこちらが合いそう!
果たして音質は?
でも、待てよ……。
音質はどうなんだろう?
幸い、様々な小型スピーカーの音質を比較してくださる個人のYouTubeチャンネルがあります。そちらで確かめてみると……。
ははぁん、確かに音的にはちょっとクセがあります。
そちらで比較されていたBOSE、JBLなどと比べると、よりきらびやか。キラキラしすぎた薄目の音作り。そして高音のキレは抜群。低音も結構バリバリと出ています。はっきり言って自然な音ではないです。日本のクラシック系の音楽雑誌やオーディオ雑誌などではボロクソに言われかねない音です。
が、聞いているとKAY2、そのキンキンした音作りにすっかりハマってしまったのです。
これ、「超」いい!
これならラジオのトークの声も張りとツヤのある音色で楽しめるんじゃないかな?
そう、良い音というのは、もちろん、自然な音、リアルな音を目指すのが多くの人の習いでしょう。でも、そうじゃなくても「好みの音」というのもあると思うんです。例えば、ハンバーガーを食べるのに、手作りのハンバーガーなら、自然な美味しさ。これはもちろん良いですが、一方でマクドナルドの人工的な味わいも、それはそれでまた良いと感じる、いや、「クセになる」!その感覚です。
ちなみに「WILLEN」のスペックは以下の通り。
・サイズ(W-H-D):100x100x40mm
・重量:310g
・出力:10W
・連続再生時間:約15時間
・再生周波数:100Hz~20kHz
・Bluetooth:5.1
・対応コーデック:SBC
・フルレンジスピーカー×1、パッシブラジエーター×2
・モノラル
・防水・防滴:IP67
というもの。
実機を確かめると、ますます惚れた!
次の日、大手の電気屋さんに行き、試聴してみます。他の製品と比較。特に気になっていた JVCケンウッドの木目の製品やSONY、BOSE、JBLなど。
YouTubeのレビューと同じ印象です。
確かに、SONYやJVCは実に日本的な繊細でまとまりのある音ですが、インパクトがありません。つまり、聴いていて楽しくないのです。
それに比べて、このスピーカー、特徴ある音ですが、とにかく楽しい。特にロックなどを聴いていると!
さらに肝心の人の声も、自然ではなく、人工的な味付けが素敵。大好きな番組であるTBSの「安住紳一郎の日曜天国」。Spotify経由のものをしばらくこのスピーカーで聴いていると、いつもラジオで聞いている安住さん声も以上に以上にメリハリが際だって、ウットリしてしまいます(いや、普通のラジオで聞いている声も美声で良いですよ、安住さん……)。
というわけで、もうこれは「一目惚れ」を通り越して「真剣にLOVE!」です。
もし、今回、この機種を選ばず、他の機種を選んだら、一生後悔するかも。いや、安住さんに申し訳がたたない……(爆)
さらに、防水でもあり、お風呂やキッチンなど、色々な場所に連れて行けるというメリットも。
価格に驚いたけど、惚れたからには……
ところが……。
値札を見て、一気に身体が硬直します。
1万7千円弱!!
うううぅぅぅ、高い。
その日はそのまま連れて帰るつもりだったのですが、あきらめて一旦自宅に帰ります。
ネットを見てみると……。
ええっ?楽天では半額くらいで新品が販売されているぅ……!
でも……、
そう。外箱までそっくりに作られたニセモノが非常に多く、安価に売られているということがネットでも出ています。
ここはあきらめるか……。
と、そんなときに思い出したのがネットショップのポイント!
某アマゾンではポイントがかなり貯まっていたぞ!それに使っていなかったギフトカードも!!
というわけで、確認したら、うん。これなら買える!!
アマゾンでも楽天と同じく同じ商品を様々な販売者が取り扱っていますから注意が必要。販売者の項目を見ると「Marshall公式ストア」となっています。これなら安心。
ポチッ!
というわけで販売価格の半値以下で購入。
我が家にはその日のうちに到着。
さぁて、一目惚れしたスピーカー「WILLEN」、我が家ではどんな響きをもたらしてくれるでしょう。
開封と第一印象 ~ イメージ通り!
これほどワクワクする体験は久しぶりです。
今かな、今かな……と待っているうち、突然宅配ロッカーのチャイムが。来た!
そして、宅配ロッカーから取り出して居間に持ち込みます。カッターナイフで開封!
コンパクトな外箱が出てきます。今時は外箱もオシャレ。
中身を出してみます。
ふむ。とってもコンパクトで良いではないですか。
ただ、クリーム色の側面。全体がややソフトな素材で出来ていますので、意外と汚れやすいかもしれません。この点は黒の方が良かったかと一瞬、思います。
でも、机の上に立てた姿を見てみると……、そう、やっぱり我が家ではこの色だよねぇ!
我が家のインテリアは白木に近い色の物が多いので、こちらがしっくりとします。
そして、電源を入れてみると……。ほぉ、購入時にすでに80%くらいは充電済み。スグに使えます!
そこで、さっそく手持ちのiPhoneとBluetooth接続して、まずは愛聴している音源を片っ端から聞いていきます。ロック、クラシック、ジャズ……。
なるほど!
パッシブラジエーターを2つ搭載しているということもあり、手に持っても低音がズンズンと振動となって伝わってくるほどです。
どんなジャンルの音楽でも一通り、十分に楽しませる音で聴かせてくれます。さすが!評判通りのことはあります。
場所でずいぶんと変わる音の印象
そして、色々な場所に置いてみると音の印象が様々に変わるのがこうしたポータブルスピーカーの愉しさ。
このスピーカー「WILLEN」の場合はどこが一番良いのだろう…。
机の上、壁際、床の上、さらには、立てた状態、倒した状態、吊った状態などなど、様々に試してみます。
その結果は流している音楽ジャンルによっても変わってきます。これはとにかく色々と音源ごとに試してみる以外にありません。
が、今回のこのスピーカーの購入。一つにはラジオでの人の声。特に「安住紳一郎の日曜天国」を心地よく聴きたいというのがありました。まずはその音源で試してみよう!
そこで、Spotifyのポドキャストを鳴らしながら試してみます。
机の上に立ててみると……、やや音がボケ気味かな……。こもってしまい、せっかくのMarshallがかわいそう。
耳の高さの書棚の上……、やや音が耳に刺さるかな。
机の上で本体を倒してみよう。
ダイレクトでまとまりも良くなる。うん、これはいいかも。だけど、音のツヤが少しなくなるかな……。
と言う具合。
ベストな場所はなんとタブレットスタンド!
そして、数十分、格闘したあげく思わぬベストポジションを見つけます。
それは……、
タブレットスタンド!
こちらであれば、音のダイレクトさとともにパッシブラジエーターの音がスタンドの背後で反射して自然な響きになるのか、安住さんの美声が一段と艶やかに聞こえてくるのです。とにかく音が前面に立ってきます。
これはスゴイ!
いままで色々なラジオやスピーカーで聴いてきた番組ですが、これほどまで声が気持ち良く聞こえた経験はあまりありません。
ちなみにKAYSは「Lomicall stand」というタブレットスタンドを愛用しています。丈夫さと動きのスムーズさが気に入っている製品です。
ついに見つけたベストポジション!
ただし、クラシックのオーケストラなどの響きは机に仰向けに置いた時の音がベストのように感じられます。愛聴している内田光子さんとイギリス室内管弦楽団のモーツァルトのピアノ協奏曲全集などもこちらで聴くとかなり安定した響きになります。中広域が前に出すぎず、背面のパッシブラジエーターの音も机にうまく反響するのでしょう。
さらに音楽もいろいろなジャンルを試してみましたが、とにかく明るくキラキラしたサウンドが得意。昭和歌謡なども良いですねぇ!小柳ルミ子の「わたしの城下町」やいしだあゆみ「ブルーライトヨコハマ」など、エレキの音やチェンバロの音が実に際立ちます。ええなぁ……これ!ボーカルもつややかな輝き。このあたりは今まで愛用してきているソニーのSRS-HG10ではやや苦手な部分でした(これもまた名機ですが)。
80年代のソフトロックもそうですね。やはり、ボーカルの際立ち方が素敵。さらに、キーボードもあの頃のヤマハDX-7の輝きが一段とキラキラしてめまいがしそうです!(笑)
もちろん、マーシャルはエレキギターのアンプメーカーですから、ザ・ベンチャーズの「Pipeline」なんて聴いたら、もう感涙ものです……。まぁ、実際にベンチャーズが使っていたのはマーシャルではなくてフェンダーだったようですが……。(^^;)
これから、ジャンルによるBluetoothスピーカーの使い分けが楽しくできそうです!
小さな音量で耳もとで聴くと別の世界が広がる
これ、意外な発見でした。
深夜、KAY1が隣室で眠っているので、クラシックを小さな音でかけていたのですが、「WILLEN」を耳許に持って行って聴くと、いきなり衝撃を受けます。
小さな音なのに凄くリアル!!!
いや、小さな音にして耳許で聴いた方が、大きな音で遠くで聴くより、ずっとリアルで深い音がするんだ!
ピアノの音も、オケの音ももの凄く深く聞こえるのです。モノラルなのに、まるで目の前に小宇宙が広がっているよう。
これはスピーカー自体の優秀さによるものでしょう。
先入観から、このスピーカーではクラシックよりもロックやポップスだなぁ……と思っていたので、これは嬉しい驚きでした!
これから深夜の友となりそうな予感です。
あるいは眠れない夜、ベッドの耳許に置いて聴くというのも良さそうです!
実際の使い勝手もとても良い!
さて、スピーカーとしての使い勝手についても書いておきますね。
まず操作性。こちらもかなり得点は高いです。というのも、もともとスイッチ類が少ない!電源を兼ねたマルチファンクションスイッチ、Bluetoothと、この2つだけ!
したがって、操作に手惑うことは少ない。
ありがちなBluetooth接続での待ち時間もさほどなく、すぐにiPhoneとつながります。
さらに、これは手に入れた皆さんが嬉しそうに話されますが電源オンとオフの時に鳴るエレキギターの音。これはテンションを高めてくれます。
コンパクトさも、「手のひらサイズ」というのは身体の小さい日本人にとってはやや大ぶりではあるのですが、それでも、従来のステレオのスピーカーに比べればはるかに小さいですから、今回の購入の動機になった「スマホとともに屋内で持ち運びたい」という目的には完璧に合致します。
ちなみに当初の購入動機の一つ。アマチュア無線で使えるのかという話。もちろんOKでした。アイコムのIC-705ともBluetoothで接続してみると、普段は無味乾燥な人の声が温かく聞こえてくるのも楽しい!ご近所さんとのラグチュー(おしゃべり)も楽しくなりそうです。ただし、このスピーカーは無線機につなぐ場合は受信の音声が聞こえるのみで、どうやら送信は別のマイクを使う必要がありそうです(このスピーカーのマイクで話す方法が残念ながら見つからず……もちろん通常の電話は可能ですが)その点はご注意を。
欠点はないの?~とりあえず2点
相当に気に入った「WILLEN」ですが、欠点がないのか?と言われれば、使い込んでいけばそれなりにあるとは思うのです。ただ、いまの時点では思い当たらない。
無理矢理あげればUSBの充電端子。タイプCで、付属のコードを使えば問題ありませんが、市販の一般的なUSBコードの中には、物理的に使えないものがありました。それは、本体のUSB端子がやや深い位置にあるため(側面のカバーが厚いのです)、奥までささらない場合があるんです。まぁ、これは付属の物を使えば問題ありませんし、私も持っているコードのうち、使えるものもあったので問題ではないのですが。一応、書いておきますね。
そして側面の素材が汚れやすいかもしれません。そういう意味で、クリームではなく黒を選んだ人は正解かもしれません。市販のサードパーティーによるカバーをつけるという手もありますが、前述のUSB端子の問題もありますからちょっと尻込みします。
箱鳴りのような音の対策
大音量で音楽を鳴らしていると、ときおり、あきらかに音楽ではない音が紛れ込むことがあります。ちょうどアイヌの民族楽器「ムックリ」のようなビーンという独特の音。これ、最初は「箱鳴り」かと思い、焦りましたが、よぉく観察してみるとすぐに気付きます。この製品の背面にあるゴムのストラップ。こちらが低音の振動にあわせて本体とぶつかり合って音をたてていたのです。その場合はゴムを外してしまうか、逆に何かを挟んで振動しないようにしてしまうのも手です。
結論~買ってよかった!
こんな風にキッチンで吊して
聴きながらご飯の支度をするのも楽しい!
色々と書いてきましたが、結論としては「買って良かった!」ということになります。
なにより、デザイン面でこれほどのインパクトはないということ。
ロックやジャズなどの音楽がより楽しく聞こえますし、さらには人の声が実に魅力的に聞こえます。安住さんをはじめ、いつも聴いているラジオのパーソナリティーたちの声がさらに艶やかになるというスピーカー。やはり、このマーシャルにして良かったと心から思えます。
ジャンルによっての得手不得手は若干ありますが、この特色ある音色が好きな方にとっては絶対的に好ましいスピーカーです。
前述のように多くの日本人が持つオーディオ感、「自然な音の再現力が一番!」というのとは真反対のスピーカー。だからこそ魅力的という発想を受け入れてもいいのではないでしょうか。
KAY2と同じ発想の方にはぜひともオススメしたいスピーカーです!
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