このところカード会社や証券会社、キャリアなどを名乗るメールが毎日もの凄い数届きます……

これって詐欺じゃないよね? ~ カード会社からのお知らせに疑心暗鬼となる

2025年7月6日




こうした郵便にも疑心悪鬼に!(^^;)

このところカード会社や証券会社、キャリアなどを名乗るメールが毎日もの凄い数届きます。

開いてみると……、曰く、
「エポスカードから大切なお知らせ:アカウント保護のため、認証を24時間以内に完了してください」
「【重要】AEONカード認証手続きのご案内」
「日本郵政【重要】配送情報の更新確認のお願い」
「NTTドコモ ご利用を停止します」
「三井住友銀行からの重要なお知らせ:貴様の口座が凍結されました」
「東京ガス 不正が検知されたためガス供給停止を決定しました」
などなど。

ご存知、フィッシングと呼ばれる詐欺メールです。

だって、そもそもこんなクレジットカード、入っていないもん!

「貴様」はさすがに失礼だよね。ぷんぷん。

それにガスの「不正」って一体何だ???

多い時は1日に50通近くも。迷惑メールのフォルダーに自動的に振り分けられるものもありますが、それでも、振り分けられずに入ってくるものを片っ端から消去していきます。

そんな日々を送ってくると、次第に感覚が麻痺してきます。

ついには普通の郵便で届いたお知らせもなんとなくうさんくさく思えてきてしまって……。

ある日、いつも使っているクレジットカード、ちょっと高額での利用だったのですが、ネット決済で利用しようとしたエラーメッセージとともに決済ができないと出ます。

ほどなくメールボックスに「不正利用の疑いがあるためご利用を一時停止しました」とのメッセージが。

またまた、ウソばっかし!と思いますが、実際にカード決済ができなかったのは確かです。あれ?これ本物のメール?

確かにいつも使う額とは違うとはいえ、不正利用の疑いだなんて……。不思議な気持ちでしたが、直後、別の決済では使えたことから、まぁ、たまたまだったんだろう……くらいにしか思っていませんでした。

その2日後、クレジットカード会社から封書が届きます。

「【大切なご案内】カード番号変更に関するお願い」

このタイトル、日頃のフィッシング詐欺メールで見慣れたようなタイトル。

ああ、ついに普通の郵便でも詐欺が届くようになったのか!

ところが、返信用封筒まで同封。ここまで詐欺で準備するには相当にお金がかかりコスパも悪いはず……。

と、そこに至ってはじめて「本物!?」と気付くありさま。

しっかり読んでみると意外な内容に驚きます。以下、要約です。

・カード会社では日頃から第三者による不正利用がないか監視している。
・今回、KAY2のカード情報が第三者に流出している可能性を検知した。可能性としてはお店でのスキミング、あるいはネットのフィッシングに乗ってしまった、あるいは、クレジットマスターと呼ばれる不正な技術により流出。
・そのため、今回、一部利用に制限を加えた(なぁるほど、前回、高額決済ができなかったのはそのためですね!)
・ぜひ、カード番号の変更に了解して欲しい。
・これは任意であるので、拒否しても良い。ただし、その場合は今後も制限がかかる可能性がある

以上です。ああ、ゴミ箱に捨てなくて良かった!

念のためこうした封書による連絡をカード会社が本当にしているのかをネットで確かめてみました。すると、公式ページに確かにお知らせが。私と同じように疑う人が多いということなのでしょう。

良かった。これ、詐欺じゃない。

いや、良くないよ。これって大変だ!

KAY2、日常生活の様々な引き落としをこのカードで行っています。カード番号を変えることを了承すると、その時点で引き落としはストップがかかり、新しいカードが届くまでの1~2週間、すべての引き落としがストップしてしまいます。

うーん、これはシビレる……。

1年前にカードを紛失したときもそう。えらく面倒な思いをしました。今回も同じ事をするのか!

ただ、幸いなことに前回の体験に懲りて、カード番号を変えるときに必要な引き落とし先の一覧表を作っていました。ということで、そちらを見ながらの作業になりますので、気持ちは多少楽ではあります。なお、こうした状況が増えてきたということもあるのか、公共サービスやライフラインの引き落としに関しては変更手続きをする必要はない仕組みになっているようです。

カード社会、便利なのですが、こうしたときには困らないように、イザという時の準備は必要だと改めて感じた体験、そして人間の慣れというのはオソロシイと思いました。(-_-;)

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