FILCOのキーボードを綺麗に掃除してみたら……確定申告もスムーズに進んだ!?

2025年3月9日



キーを外して並べてみたところ

キーボード、PCを使う人にとってはとっても大切な道具。さらに、文章を打ち込むのを仕事にしている人にとっては「料理人にとっての包丁」みたいなものとも言えるかもしれません。

毎日何時間も向かい合って仕事する、大切な大切なバディとも言えます。時には自分の健康にかかわることも。

ですから製品を選ぶときにもよーく考えて選んだはず(PCに付属のキーボードを使う方は別ですが)。

私の場合も、相当に熟慮した結果、16年ほど前にFILCO(ダイヤテック)の製品を選び、その後2代目となりましたが、それも5年以上愛用してきました。

特に身体(首まわり)の調子を悪くしたことがキーボードを買い替えるきっかけでした。詳しくは以前の記事をごらんください。

https://kays1998.blog.fc2.com/blog-entry-289.html

https://kays1998.web.fc2.com/Review/review013.htm


恥ずかしながら、こんなに汚れていたとは!

キーを外し始めてビックリです
あまりにも酷い汚れで気分を害される方が
いらっしゃるといけないのでボカシ入れました!(笑)

大切に使ってきたキーボードとはいえ、クリーニング面に関してはあまり積極的ではありませんでした。キーボードのホコリをはらったりはしてきましたが、本格的なクリーニングはしていませんでした。

そのため、キーの間や、キーそのものにもかなりのホコリや汚れが目立つようになって来ました。

そして毎年訪れる確定申告の時期。数日間、集中してPCとキーボードと向かい合う日々を送ることになります。

これは何とかせねば……と、一応きれい好きな自分としては(目に入るところだけ綺麗にするというナマケモノですが)気になり始め、ようやく重い腰を上げました。

確定申告の作業をスタートするにあたり、まず始めに掃除から!なんだか中学や高校の試験前に、試験勉強をやる気が出ずに普段はやらない掃除をしていた自分を思い出しますが(笑)。

幸いなことにキーボードの表面の刻印はまだ剥がれてはいませんのでキートップを買い替える必要はありません。(ちなみにメーカーでは交換する場合にそなえてキートップだけの販売もしています)

ですから作業は基本、キー(キートップ)を全部外してそれぞれ綺麗にして、そしてキーボード本体も綺麗にホコリをとり、再びキートップを嵌めるということになります。比較的単純な作業ですが、なにせ、キーの数が多いキーボード。時間がかかることだけは覚悟していました。


指で外せないキーはドライバーで

さて、いよいよ当日、キーを一つ一つはずします。本当は専用の道具もあるのですが(こちら)、一応、指で力を入れて外していきます。それでも外れない場合は太めのマイナスドライバーを注意深く、本体に傷がつかないように挟み込み、テコの原理で外していきます。

ただし、大型のキートップを持つ物、例えばスペースキーやエンターキーですが、こちらはやや特殊なはめ込み方になっていて、針金のようなものが付いており、そこに白いプラスチックの部品を挟んでキートップが取り付けられています。これ、少しだけ戸惑いました。結果、強くキーを引っ張ると白い部品がキーからはずれて針金に残っています。そこで、それを一つ一つ外しておきます。そして、それが後々問題に……。後ほど詳しく述べますね。


位置を間違えないように
外した
キーを配列通りに置いていきます

全部外してみると……、しばし絶句です。

いやぁこんなにもホコリが溜まっていたとは!想像以上でビックリ!普段キーが隠していてその汚れの深刻さには気付かなかったのです。


ホコリを取った後は

無水アルコールで拭き取って綺麗に!

さて、掃除機でホコリを吸い取り、そして、細部にわたりアルコールを含んだウェットティッシュや綿棒で拭いていきます。

そして、今度はウェットティッシュで綺麗にしたキーを嵌めていきます。この作業はとても簡単。

そしてスペースキーを嵌めようとしたときに……。


この小さな部品に注意!

あれ?この白い部品、どうやって差し込むんだっけ?

後でネットなどで調べたところ、キーにあらかじめ白い部品をはめ込んでおき、その上で、針金状の部品に取り付けるのが正解らしいのですが、私はそれを知らず、全部白い部品をキーからはずしていました。うーむ。

そこでキーに差し込んでいくと……。なんと数が足りない!

小さな部品なので、なくならないように1箇所にまとめておいたのですが、もしかして、キーに残っていて、さきほど掃除機でホコリを吸ったときに一緒に吸い込んじゃったのか?あわてて掃除機のごみパックを調べてみますが、見つかりません。部屋の床も丹念に探したのですが、ありません。これは途方にくれました。

結局、普段はあまり使わないキートップのみ一つ部品がかけたまま元の状態に戻します。そして、その間に製造元であるダイヤテックさんに部品(「中豆」という名称です)を発注。部品代は10個入りで110円ですが、送料が550円と、結構かかりますので、皆さんはくれぐれも無くさないようにしてくださいね。


無事に仕上がりました

新品同様とはいかないまでも、綺麗に!

作業そのものは約1時間ほどでした。

部品の向きについては、次のサイトが参考になりました。

[DIY]Filco Majestouch のキーキャップを交換してみた 後編 (掃除・取り付け編!)

[DIY]Filco Majestouch のキーキャップを交換してみた 前編 (取り外し編!)

サイトの作者「かんりにん」さん、ありがとうございました。

さて、新品同様とはいきませんが、それでもまるで生まれかわったかのように綺麗になったキーボード、その後始めた確定申告も気持ち良くできました!例年よりも時間が短縮できたのも、キーボードが綺麗になって気持ち良く向き合ったからかも知れません。

そして、せっかく綺麗になったキーボード、今後はホコリが溜まりにくくなるようにと、キーボードを使わない時にかけておくカバーも手に入れました。これで次回の掃除は当分後になりそうです!