AVアンプとブックシェルフスピーカー、そしてサブウーファーがあれば、十分幸せになれる今どきのピュアオーディオ事情
先月来、ピュアオーディオに関して3つの記事を書きました。
十数年ぶりにスピーカーとアンプを買い替えたのです。
そして、スピーカーに関して、買い換えを通して感じた事を記しておきますね。あくまでオーディオの素人の感想です。(^^;)
私のようにアパート住まいの人間の場合、立派なリスニングルームがあるわけでなく、寝室やリビング、仕事部屋で比較的小さな音量で聞く場合がほとんどです。
そんな中、技術の進歩もあって、実は今回の組み合わせで十分に満足いく結果が出るということ。それを学んだ事が大きかったと言えます。
スピーカーというのは音を出す最終出口として、非常に個性豊かな製品たちだと思います。
ですから、メーカーにより、品により、音がずいぶん変化します。そこはどうしても個人の好き嫌いがあるでしょう。
ただ、基本、まず、音楽が奏でる周波数をちゃんとカバーして、再生できれば良いわけで……。その上で好みを加味することになりますが、基本性能はほぼみな互角なんですよねぇ……。。
昨今はハイレゾ対応ということで、高音域はすごいスペックのものが当たり前に出ています。一方で、低音に関しては、これはどうしてもスピーカーの口径やボックスの体積やら、様々な要素が必要になり、一つのスピーカーで対応するのはなかなか大変。どうしても大きなトールボーイなどになってしまいますし、私も、普段リビングで聞く音楽はトールボーイです。かつての口径の大きいウーファーを兼ね備えた3ウェイのスピーカーを寝室にはちょっと置けない。
いずれにしてもどうしても大きなサイズで場所をとりますし、目立ちます。
そこで一つの解決方法は、目立つ場所に置くメインのスピーカーはブックシェルフにして、低音域の方はある程度サブウーファーにカバーしてもらうという手です。サブウーファーは目立たない場所に置いても十分に機能を発揮してくれます。
私の場合はその選択肢を選びました。もともとサブウーファーを持っていたからです。
今回購入した2種類のスピーカーのうち1セットはYAMAHAのNS-B330。そして、サブウーファーは以前購入していたFOSTEXのCW250A。両方をあわせても実売価格は10万円以下です。サブウーファーはもっと安く3万円台くらいで優秀な物が今はありますから、合計を6~7万円低度で済ませることもできそうです。スピーカーを当初考えていたNS-200BPにすれば合計はもっと下がって5万円程度に!
この組み合わせで、音の出口としてはほぼ満足いく世界が楽しめるのですから、本当に良い時代になりました。
アンプはAVアンプで、これも記事に書いたmarantz(マランツ)のM-CR612です。こちらも含めると全てを合わせた価格としては12~15万円ほど。音の入り口は他に手持ちのスマホがあれば良いのですから、助かります。
これで、自分的にはほぼ理想的な音を楽しむことができるようになったのですから「御の字」です。これであと10~20年くらい音楽を楽しめればと思います。
もちろん、もっと高級なスピーカーやアンプにも惹かれたりはしますが、実際にそうしたスピーカーの音をネットの空気録音などで聞いてみても、価格の差ほどの大きな違いは感じません。おそらく年を取って耳が衰え始めていることもあるでしょう。
であれば、これで十分!もうこれ以上のものは必要ないと踏みます。
実は偶然にも、後日YouTubeを見ていたら、「創造の館 Technical Report」というチャンネルで、まさにこうした組み合わせを「大型スピーカーに負けない優れた音質を実現できます。限られたスペースで最高の音質を期待できる方法です」として、作者もこのシステムを採用してるとのこと。
スマホ、AVアンプ、ブックシェルフスピーカー、サブウーファーと、この4点セットが現代では最強のコスパの良い、しかも満足いくピュアくオーディオの組み合わせなんだそうです。
確かに合点がいく話で、自分の選択が決してそうおかしくはないとわかり、安心しました。
実際に日々、この組み合わせで音楽を聴いていると、この辺りで十分に満足して過ごせそうです。
還暦を過ぎて、人生、残された時間はそう長くはないかもしれません。他にやりたいことも色々とありますし、ピュアオーディオに関してはここいらで打ち止めにしておくというのも、とっても大切な「大人の」判断かもしれません。大型スピーカーを買えるほどのお金持ちになれなかった負け犬の「ささやかな」遠吠えかもしれませんが(笑)。とはいえ、安価な小型オーディオ等はまだまだ好奇心の虫がうずいています……。(笑)
オーディオの話題、もう少し続きます。
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