スピーカー買い換えまでの長い(!)備忘録 (自分用のメモです)
Contents
- 1 はじめに~InfinityのReference21を買い換える検討
- 2 まずは手持ちスピーカーの聞き比べ
- 3 YAMAHAのNS-B330をもう1セット買うのもあり?
- 4 YAMAHAのNS-B750に惹かれる
- 5 KlipcshのREFERENCE R-50Mを知る
- 6 Klipcshの他の機種もチェック
- 7 JBL Studio620とKlipschのR50Mの比較
- 8 ここまでで候補となったスピーカー
- 9 スピーカーについて、とてもよくわかる解説動画
- 10 一番人気、DALIのOBERONはどうか?
- 11 再びYAMAHAのNS-B750に惹かれる!
- 12 Klipsch R-50Mで悩むポイント
- 13 もう一つの悩みを解決し、ついに購入決定
- 14 【結論~大満足!】
両サイドのスピーカーが元々の
Infinity Reference 21
はじめに~InfinityのReference21を買い換える検討
注:これは自分のための備忘録として書いたメモをまとめたものです。読み物としての記事ではありませんので読みにくいですが、もしかしたら参考にされる方もいらっしゃるかもと思い、このブログ上にそのまま公開しておきますね。オーディオの素人であるKAY2が、スピーカーの買い換えをする際に1カ月近く考えた事、調べた事を記録しています。間違いや思い込みも多々あると思いますので、その点はご了承ください。m(_ _)m
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さて、スピーカーの買い換え検討。
先日、こちらの記事に書いたように、すでにYAMAHAのNS-B330を購入して、JVCのSP-EXAR9の置き換えとした。その後、あまりにも気に入ったので、仕事部屋に移し、代わりに寝室にはそれまで仕事部屋で使っていたInifnityのReference21を。20年以上にわたり使用してきたもので当初から買い替え予定には入っていた。そしていよいよ買い替えに具体的な検討を。予算は10万円以内。できれば5万円低度で押さえられたら……。
まずは手持ちスピーカーの聞き比べ
1月某日
InfitnityのReference21の特徴を再確認するためにとりあえず手持ちの他のスピーカーと聞き比べてみる。
用意した機材
アンプ:marantz M-CR612
サブウーファー:FOSTEX CW-250A
・JVC SP-EXAR9+サブウーファー
小型スピーカーゆえ、やはり音が薄く、低音と高音の間が不自然に空いてしまう。高音域に関してはとても良い音だとは思うがリアルさがない。
・YAMAHA NS-B330+サブウーファー
ボーカルを聞く際に音がややこもりがちだが、オケの音などは密度が高い。また低音も自然。スピーカーの位置を耳より下にさげると高音が出てきてこもりも解消。
・INFINITY Reference 21+サブウーファー
ボーカルは前に出て気持ち良いが、中音域全体はやや痩せる。高音が華やかだが低音域はサブウーファーの力を借りてもやはり弱い。
1月某日
別室のサラウンドアンプにつなげてみる
・Infinityはどうしても音が浅く、薄っぺらい印象。音に深みがない。また、響きも少ない。これはRererence 21の特徴(下記URL参照)。それはそれでクリアではあるので魅力的なのだが。
・ただ、夜間など小さな音で聞かなければならない場合は、その薄さが逆にプラスになって音の解像度が高く聞こえる。
http://variouskraft.com/AUDIO-3menteSP4-78_infinity_Reference21.html
・結局は自分の好きな音かどうかというのがポイント。音の良さではない!!!
YAMAHAのNS-B330をもう1セット買うのもあり?
1月某日
別室のONKYOのアンプ(FR-X9A)につないで聞き比べてみる。
INFINITY Reference 21
これは高音が実にきらびやかで心地よい。全体にメリハリあるサウンドで、これはこれで良いなぁと思う。でも、もちろん低音は全く出てこない、
YAMAHA NS-B330
こちらは、残念ながら高音が出なくてこもった音になりがっかり。しかもアンプに音質調整がないので高音を伸ばすこともできない。
ところが、翌日、再びつないで聞くと、悪くない!なぜ!?あんなに前日は印象が悪かったのに?
一つは昨日と違い、ボリュームを大きくして再生していること。それで大きく印象が変わったかも。もう一つは人間の耳の慣れの問題もあるかもしれず、このあたりは本当にわからない!でも、本当に低音が良く鳴り、悪くない!
中高域がややこもったような音質は耳が疲れなくて良いという利点がある。またInfinityに比べて音のふくらみが感じられる。実際、お酒を飲みながら自室でゆっくりと聞いていると、この大人しい音がきわめて心地よく感じる。特にピアノや室内楽は。これはありだなぁ。NS-B330をもう1セット購入しても良いかもしれないと思い始める。
YAMAHAのNS-B750に惹かれる
1月某日
NS-B330を毎日聞き続けていると、改めてYAMAHAのスピーカーの底力を感じる。そこで、さらにYAMAHAで調べてみると、NS-B750という上位機種に惹かれた。
丁寧な造りで、使っている人の評価も高い。音の綺麗さ、造りの良さなど。低音が若干足りないという声もあるが、総じて評価が非常に高い。価格コムのレビューでも、4.90という高評価。値段は2本で8万円程度なので、予算内。
ただし、発売後15年経過していることと、どうしても独特の形が気に入らない。
また、動画などを調べてみようとしたのだが、人気のない機種なのか、あまり情報がない。
ただし、この機種はバイワイヤリングができるので、寝室ではバイワイヤリング対応であるmarantzのM-CR612の真価が発揮できるかも。とはいえ、バイワイヤリングの効果というのははっきり言って耳が良いわけではない自分にはわからないかも。この動画を見てもほとんどわからない。
KlipcshのREFERENCE R-50Mを知る
もともとのドンシャリ好きとして、YAMAHAのNS-B750はイマイチかなぁ……と思っていたら、アメリカのKlipsch(クリプシュ)というメーカーのREFERENCE R-50Mを知る。ホーンスピーカーがウリで、とにかくきらびやからしい。TEACが輸入している。価格コムのレビューでも、4.81と、非常に評価は高い。価格も5万円弱と予算的にもありがたい。ただしハイレゾ非対応だそうだ。
同じ傾向のスピーカーではなく、仕事部屋と寝室では別方向の音のスピーカーを楽しむと言うのも悪くないかも。
当初思い描いていた寝室のスピーカーの買い換えというよりは、寝室でNS-B330を使い、仕事部屋ではKlipshという選択肢もあるのでは?一方で、仕事部屋だからこそ、耳に刺さらないNS-B330という選択肢もあるなぁと思う。実際に、聞いていて、心地よさがあるから。年齢もあり、そろそろドンシャリは疲れるようになってきたのかも。
同じヤマハ系を2種類買うのはつまらないかも。個性の違う2種類を、時に寝室と仕事部屋で入れ替えつつ楽しむというのも良いのでは?そう考えるとNS-B750ではなく、Klipschを購入した方が良いという考えにも至る。NS-B750は後継機が出た時点で、改めて検討すれば良いのではないだろうか(その頃十分にお小遣いがあればの話だけど……)。(^^;)
スピーカーを日常的に取り換えて楽しむというのは、時間のかかる作業で仕事が現役時代にはムリだったが、これからは時間もあるので、そういう楽しみもあると思う。そう考えると、今回新たなスピーカーを購入してもInfinityは処分せずに取っておいても良いかも。
Klipcshの他の機種もチェック
・KlipschにはRP-500MII という上位機種で値段が9万円台もあるが、基本はあまり違いないみたいだ。
こちらと
比べてみると、価格差をほとんど感じなかった。
というわけで、この段階ではREFERENCE R-50Mを購入した方が良いみたいだ。
と、ここでR-51Mという製品があることを知るが、こちらは小型だった!しかも型番の大きさが逆転しているが、実はR-50Mの方が新しく、改良版だった。
JBL Studio620とKlipschのR50Mの比較
さらに調べていくとJBLの今は手に入らないSTAGEA120がかなり良さそう。特にチェロの音の質感はR-50M、NS-B330と比べてみても良い!Studio 620が後継として該当するかも。デザインも良い。
そこで、JBL Studio620とKlipschのR50Mとの比較をオーディオ逸品館の動画で見てみたが、これは優劣つけがたし。ただJBLは流れてきたTITANICの音源での低音は圧倒的にリアルだけど全体にやや籠もりがちの音。KLIPSCHは高音がややきらびやかではっきりしているが、やや薄い印象も。迷う。
値段で考えれば、JBLが8万円弱、KLIPSCHが5万円弱と考えれば、KLIPSCHだろうか。ただ、ハイレゾ対応でないというのがどの程度のマイナスなのか?通常はあまり気にしなくても良いように思えるが。
また、JBLの上位製品である(?)Studio630を分解した動画があり、そちらを見るとKlipschなどとは違い、しっかりとした造りになっていた。
ここまでで候補となったスピーカー
型番、サイズ、重量、インピーダンス、音圧レベル周波数特性、
価格コム評価、価格、発売年
・R-50M 178(W)x354(H)x229(D) mm 5.0 kg 8 Ω 92dB@2.83V/1M
58Hz~21kHz(-3db) 4.81 47,800円 2022年
・STUDIO 620 190(W)x312(H)x240(D) mm 6.9 kg 6 Ω 84dB@2.83V/1M
50Hz~40kHz 4.50 76,800円 2019年
・STUDIO 630 230(W)x372(H)x280(D) mm 9.0 kg 6 Ω 85dB@2.83V/1M
45Hz~40kHz 4.65 94,000 2019年
・NS-B750 BP 198(W)x350(H)x290(D) mm 6.7 kg 6 Ω 87dB@2.83V/1M
60Hz~100KHz (-30db) 4.90 40,725×2 2009年
・NS-B330 183(W)x320(H)x267(D) mm 6.1 kg 6 Ω 87dB@2.83V/1M
55Hz~45KHz 4.55 36,279 2015年
・OBERON 1 162(W)x274(H)x234(D) mm 4.2 kg 6 Ω 86dB@2.83V/1M
51Hz~26kHz 4.60 44,892 2018年
・OBERON3 200(W)x350(H)x315(D) mm 6.3 kg 6 Ω 87dB@2.83V/1M
47Hz~26kHz 4.51 69,660 2018年
参考:
・Rererence21 180(W)x320(H)x260(D) mm 6.2 kg 8 Ω 88dB
60Hz~22kHz 50,000 2001年
スピーカーについて、とてもよくわかる解説動画
これは必見かも!
特に、能率に注目した場合の話はとても良くわかる
・高効率~高応答、生々しい、クセが出やすい、低音が出にくい。大音量で聞くのに向いている。
・低能率~重鈍で暗い、クセがない(フラット)、重低音が良く出る。ヤマハやJBLが良い例。小音量で楽しむのには良い。
この方の場合、Klipschはそのままでは低音がぼこぼこと不自然なので、吸音材を詰めて、その上でサブウーファーも使っているという
結局、我が家では大音量で聞くことはめったにない。小音量でそこそこの周波数レンジをカバーしていれば、あとは耳疲れせずに聞ける機種であれば良いし、昨今のオーディオの差というのは、さほどないものだと再認識。しかもブックシェルフで、サブウーファーを使用することを前提にするのであれば、これでなければ!というものはあまりなく、選択の幅は広がる。長時間聞き続けられるような音であれば良いし、ある程度イコライザーで味付けもできるし。
少なくとも今回のYAMAHAのNS-B330は大正解だったのではないか。じゃ、やっぱりもう1セット買う?(^^;)
一番人気、DALIのOBERONはどうか?
人気のブックシェルフといえば、この名前が出てくる。DALIの「OBERON」こちらはどうなのだろうか?
動画で比較すると、金管楽器の音はJBLの620よりも圧倒的にOBERON1がいい!
うーん、こうしてみるとOBERON1の高音に惹かれる!迷う!サイズの大きいOBERON3はどうだろうか?
ただしOBERON3は高音がこもっているという話も。実際に聞き比べると違う!OBERON 1は確かに高音が良く出ているが、逆に言えばやや刺さる感じが高音好きの自分でも感じる。それに小型のため、どうしても低音などは不足しそう。OBERON3はこもっているように聞こえるが、確かに落ち着きと質感がある。
https://ameblo.jp/docono38/entry-12685834395.html
そこでOBERON3とKlipschのR50Mの比較をしてみる。
すると、やはりOBERON3はおとなしく聞き疲れしない音。であれば、今のヤマハと一緒。今の結論としては、やや違う方向性を求めるということでKlipschが良いという事に……。
再び、OBERON1とR50Mを聞き比べてみると、やはりOBERON1の高音はやや刺さる。R50Mは高音は刺さらずやや弱いが、音の膨らみが好ましい。全体の音の好ましさで言えば、R50Mだと今の時点では思う。ただ、この動画の比較はアンプが違うので、やや問題はあるが。
再びYAMAHAのNS-B750に惹かれる!
1月某日
ところが、NS-B330をしばらく聞き続けていると、弱音で聞いている時の質感が非常に良い。とにかく聞き疲れしないのに音の充実感と満足感がいい。この方向性はいいのでは?そう思うとNS-B750の魅力が再び頭をもたげてくる。
でも、どうして、こんなにもNS-B750はレビューが少ないのだろう?
海外サイトでこういうレビューを見つけた。激しく同意。レビューが少ないからといって、その製品が「悪い」というわけではないということ。確かに!
https://www.avforums.com/threads/yamaha-ns-b750-short-reivew.2214583/
このサイトが解説していることはまさに慧眼!自分もまさにこの組み合わせだし!となれば、結局適度なブックシェルフがあれば、あとはサブウーファーと組み合わせれば、現在では最高のオーディオ環境になるということがわかった。いまはブックシェルフがこれほど充実した時代なので、おそらくブックシェルフスピーカーに3~5万程度、サブウーファーに3万程度。それにAVアンプを5万程度で、あわせて10万円ちょっとくらいの出費があれば、スマホとあわせることによって、かつては数十万~100万円くらいの出費で得られた、相当に満足いくオーディオ環境になるということ。いい時代になったね!
Klipsch R-50Mで悩むポイント
1月某日
Klipsch、悪くないけど、構造はかなり安い部品を使い、それなりのものであるという情報も。他の機種だけど、分解した画像をみてみると確かに!「価格破壊」というのは、部品のコストダウンや材料のコストダウンで成されているというのは良くわかった。ただ、実際に出てくる音が良ければ良いではないかとの意見もある。
1月某日
いよいよKlipschにしようとしたら、なんと品薄。ほとんどのサイトで、納期は1カ月以上先の3月になるとのこと!
と思ったら、ある量販店に在庫あり。さらにkakaku.comの最安値を大阪の老舗オーディオショップが出しているのを見つけ、こちらで注文も良いかも。
もう一つの悩みを解決し、ついに購入決定
1月某日
Klipschにほぼ決まりで、大阪のショップで注文しようとうとしているのだが、例のハイレゾ非対応の件、理屈では問題ないとわかっていても……と調べたら、とても良い論文が見つかった!現在NHKに勤務する技術者さんが電通大の博士論文で書いたもの。これは良くできた論文。これで吹っ切れた!よし、注文しよう!!
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/65/12/65_KJ00005879069/_article/-char/ja/
購入の直後、こんな動画レビューを見つける。その結果、悪くない!いいチョイスをしたのかもしれない。
両サイドに置かれたKlipschの
Reference R-50M
【結論~大満足!】
注文した翌朝には到着。ショップの迅速な対応にも感謝。
届いたスピーカーは狙った通りの音質。YAMAHAと比べてみたが、どちらも魅力あるスピーカーで大満足。一方でInfinityはその透明感が際立つことを改めて認識。個性の全く違うスピーカーで、それはそれで面白い。うーん、オークションなどで処分せず、とっておこうかな……。(^^)
結論として今回のスピーカー選び、どうやら個人的には大成功で満足!
読者の皆様へ:
冒頭にも記した通り、これは自分のための備忘録としてメモしたもので、記事として書いていません。ですから構成もきちんとたてていませんし、推敲もしていません。「てにおは」も統一していませんし、読みにくいと思います。その点はお断りしておきます。私のようなオーディオの素人さんで、これからブックシェルフスピーカーを買おうかな……と思っていらっしゃる方のなかにはこの備忘録が役に立つ人もいるかも……ということで掲載しています。m(_ _)m
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