愛用しているイヤホン、SONY「WF-1000XM3」のバッテリーを自分で交換してみた

2025年1月12日



愛用の製品
(イヤーピースを外した状態)

またもやDIYネタみたいなお話ですが……。(^^)

私が外出時に愛用しているイヤホンはSONYの「WF-1000XM3」です。完全ワイヤレスでノイズキャンセリングもついているシリーズの3代目。現在は5代目が人気の商品。

購入したのはもう5年以上前。当時から実は個体差でバッテリーが持たない場合があるという口コミが出ていましたが、私もどうやらそういった個体に当たったようで、購入時より右側が1時間程度でバッテリー切れを起こしていました。本来は3~6時間持つとのことだったのですが……。しかし、修理に出すのは面倒で、しかも当時はそんなに長くイヤホンを装着することはなく、実用上は問題ないのでそのまま使っていたのですが、さすがに5年半ほど経つと経年劣化もあり、いよいよバッテリーの持ちが悪くなります。20分程度。これでは通勤電車の中で聞いていてもすぐにバッテリー切れに。

そこで、そろそろ買い換えを検討することになったのですが、現在販売中の後継機種「WF-1000XM5」は実売価格が3万円程度。うーん、ちょいと節約したいなぁ……。しかも、今までのソニーさんの販売サイクルを考えるとまもなく6代目が発表になってもおかしくない。でも、今のバッテリーの問題はすぐにでも解決したい。うーん、買い換えでなく、何かしら別の方法で今の製品を持たせたい!

というのも、現在のこの製品、音質的には非常に気に入っていて、全く問題ないのです。いや、逆にもの凄く好み。それが5代目では音質が変わっているでしょうから、それも不安。そうすると、バッテリーの問題が解決すれば良いのに!


フタを外すのは確かに大変!

ただ、修理に出してバッテリー交換をお願いすれば(実際は製品まるごと交換のようですが)、最低でも1万円以上はかかりますし、ネット情報によると2万円程度かかったという人も。だったら新品に買い替えた方が良いかも。

そこで前回、コーヒーミルのバッテリー交換に成功したのに味をしめ(こちらの記事)、今回もなんとかできないかとネットでチェック。すると、同じ事を皆さん考えていらっしゃるようで、バッテリー交換の記事がずいぶんたくさん出てきます。それどころかバッテリーに必要な精密ドライバーなどをセットにしたキット(こちら)までネットでは販売!スゴイですねぇ!

というわけで、色々と考慮した結果、KAY2もバッテリー交換にチャレンジすることにしました。


無事にフタが外れたところ!

中蓋はネジを外して持ち上げます

参考にしたサイトは複数ありますが、こちら2つのサイトが非常にわかりやすかったのでご紹介します。ブログ運営者の「sat03」さん、「レッツビギン」さんに感謝です。

https://sat03labs.com/sony_wf-1000xm3_battery

https://ameblo.jp/letsbegin/entry-12878766769.html

バッテリーは「EEMB LIR1255」が手に入りやすく、問題なく使えるようですが、幸いアマゾンで、オリジナルのバッテリーと同じメーカーだと書かれていたZeniPower社の「Z55H」(オリジナルは「Z55」 )を手に入れることができたので、そちらにしました。

価格は2個セットで2,700円。それに、手持ちの精密ドライバーを用意し、とりあず、右側だけ交換してみることに。いざチャレンジ!

結果から言いますと、20分ほどで作業が終わりました!

ただ、戸惑った点が5つありました。それをご紹介しておきましょう。


中蓋を持ち上げるとバッテリーが見えます

1.
最初の作業、フタを外すのが大変だというネット情報などでの記述通り、結構大変で5分以上かかりました。専門のオープナーなどはありませんので、とりあえず、爪を差し込んでみたら確かに一部開きます。そこから精密ドライバーのマイナスを差し込み、さらに全体に隙間を広げていき、開けることができましたが、その際、もともと、プラスチックのはめ込みツメめを一部破損してしまいました。とりあえず大きな問題はないとふみ、作業を続けました。最終的に元に戻す際に、爪が一つないために、やや緩い締まり具合となっているはずですが、見た目にはわからないのと、簡単にフタがはずれることもなさそうなので、それで良しとしました。

2.
参考にしたサイトの一つ、掲載されている写真を見ると実は内部構造が異なっていました。おそらく、発売後一部設計を変えており、ロットにより構造が違うとこういうことが起きるのでしょう。具体的にはカバーを外した時に、タッチセンサーがフタについていたのが、フタではなく中蓋についていたという点です。ただ、すぐに、ああ、設計変更されていたんだ!ということで納得すれば、そこからとまどうことなく作業できました。


バッテリーを外したところ

入っていた所に両面テープが見えます

3.
バッテリーは想像以上に強力に両面テープで接着されていました。ドライヤーなどで温めることで接着力を弱くして……、という方法もあるようですが、しばらくマイナスドライバーを差し込んで、ゆっくりと壊れないように静かに何度も動かしていくと、外れました。


なんとネジが貼り付いています!

4.
実はバッテリーの交換が終わり、再び組み立てるときに大いに焦ったことがあります。基板のついた中フタを外す際、小さなネジを二つ、精密ドライバーで外しました。今度は組み立てる際に、そのネジを取り付けるのですが、外した2つのうち、1つが突然見えなくなったんです。これはもの凄く焦りました。しかし、落とした記憶はありませんし、数秒前まで、机の上にあったのを見ていたので、非常に不思議に思いました。それでも念のため机の上や下も念入りに見てみたのですが、ありません。あきらめて「じゃ、ネジは1つでもいいか!」と思って本体を取り上げたら、なんとその裏側にくっついていました。本体にはマグネットを使った部品があり、それでそちらに引き寄せられていたみたいです。(^^;)


今回新たに入手したバッテリー

5.
フタをあけて、バッテリーを見てみたらサイトなどで書かれているバッテリー「ZeniPower」社の「Z55H」とは異なる事を発見。「VARTA」の「CP12534 A3」というバッテリーでした。この辺も仕様変更なのかもしれません。大きさはほぼ一緒ですが、電圧は3.85VのZeni Powerと違い、3.7Vとなっています。ホントは両方のバッテリーを同じに合わせた方が良いのかもしれませんが、とりあえず、これでしばらく様子を見ようと思います。(追記:後で知りましたが、もともとこの製品に使われていたZeni Powerのバッテリー、「H」の付かない「Z55」は3.7Vだったようです)


無事に充電を始めました!


満充電から40分ほど使ったときの状態

交換した右は100%のまま!
左も交換しようかな!

と、まぁ、そんな点に戸惑いましたが、あとは全く問題なく無事に作業を終えました。

というわけで、はめ込みツメの破損が1箇所あったものの、まずまず合格点ではないかと思います。

昨年のユニットバスの握りバーの取り換え(こちらの記事)と今回のバッテリーの交換、DIYにより合計5万円くらいの節約になったと思います。

物価高で生活が苦しくなっている昨今、思わぬお年玉となったDIYは大きな福音ですね!そして、そういう情報をネットにあげてくださる皆さんに感謝です。

追記:その後、せっかくなので、左側もバッテリーを交換してみました。2度目は慣れたもので10分で作業完了できました!

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