INAX(LIXIL)の古いユニットバス、握りバー(手すり)を自分で交換してみた!
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ユニットバスの部品が劣化
KAYSが住んでいるマンション、中古で買いました。現在は築後四半世紀にもなろうとしています。そろそろあちらこちらが傷み始めています。最近になってトイレの水タンクが不具合で交換。クローゼットのドアや壁の電灯スイッチなども徐々に交換しています。
要するにいよいよ古くなってきたわけですねぇ……。(^^;)
そんな中で今一番交換を迫られていたのがユニットバスの部品です。
「握りバー」と呼ばれるパーツ。手すりのことで、浴槽のすぐ上にあり、浴槽に入ったり出たりするときに、そこにつかまることで転倒や事故を防止してくれます。もうそろそろ「いい年」の我々にとってはこれから重要になるだろうパーツ。60cmほどの長さの大切な部品です。
ところが、それが経年変化であちらこちらがひび割れをし、さらに表面の加工も剥がれ落ち始めています。
浴槽内に剥がれた表面素材が落ちていることもしばしば。
目立つ場所にあるため、これ一つでお風呂全体の印象もなんだか古ぼけた印象となっちゃいます。
これはどうにかしないと!できれば新年を迎える前に対策したい!
このユニットバスのメーカーはLIXIL(リクシル)、かつてのINAX(イナックス)です。
ふーむ、部品なんだから、自分で交換できないだろうか?
自分で交換できるのか?~貴重なアドバイスを得る
調べてみるとオリジナルのバーはすでに製造中止ですが、同じサイズの後継部品が売られているようです。型番は「7808-BTYPE-L600」。ネットでは楽天やYahooショッピングなどで17,000円~20,000円低度で売られています。
これを買って取り付けられるといいのだけど。
一応メーカーに問い合わせて修理の見積りを頼んでみたところ、数日後、実際に工事を担当する方から電話で回答をいただきましたが、やはり、結構高額です。部品代を含め工事費は4~5万円程度になるとのこと。
うーん、どうしよう?
思いきって工事担当のその人に聞いてみました。
「これって、自分で修理って難しいですか?」
担当の方、こう回答してくださいました。
「可能ですが、注意しなければならない点が一つ。ユニットバスの取り付け方によりますが、交換する際に壁の向こうにあるネジを受ける側が脱落する可能性があります。そうなるとお手上げで、交換する新しいバーを取り付ける事が出来なくなるばかりか、脱落した部分を取り付けるために、さらに修理が必要となり余計にお金がかかる場合があるんですよ」
なぁるほど、これは一か八かですね。でも、とてもいい人のようで、さらにアドバイスが。
「もし、ご自分でなさるのでしたら、その点を意識して、古い方を外す際、そして新しいのを取り付けるのに、壁の方に向かってネジを押すというより、むしろ手前に引っ張るような感じで作業をなさった方が良いですよ」
ありがたいアドバイスをいただき、挑戦してみることになりました!
ネットショッピングで該当の製品を事前に頼んでおきます。数日で届きました。
古いバーの取り外し~ネジを隠すフタにとまどう>
さて、いよいよ作業当日です。
まずは取り外しから。
この握りバーを見た方は大抵不思議に思うのでしょうが、取り外すべきネジが見当たりません。
実は、ネジは隠れています。
バーの両側、なにやら卵形に切れ目が入っているのですが、それが実はネジを隠すキャップになっているんです。じゃ、そのキャップをどう外せば良いの?と、そこで途方に暮れてしまう方も多いようで、我々もそうでした。ためしに、その切れ目、あるいは隙間に細いドライバーを差し込んでみます。そして、左右に動かしてみると、わずかに、そのキャップとおぼしき物が持ち上がってくるんです。
これ、実は単に押し込んであるだけなので、購入した部材の説明書によれば粘着テープを貼って引っ張れば取れるとあります。
うーん、おそらく経年変化で固着したのか、簡単にはとれません。そこでドライバーを再度差し込んで、ぐいぐいと動かし、少し出てきたところで引っ張るという作業が必要でした。
でも、おかげでちゃんと外れました。
古いバーの取り外し~注意深くドライバーを回す
キャップがとれた中を覗いてみると、ネジが見えます。やや大きめのプラスドライバー、あるいはそれよりも少し大きなマイナスドライバーのどちらでも使えるようです。
さっそくドライバーを差し込んで回していきます。その際、LIXILの方にアドバイスいただいたように決して押し込むことなく、むしろ逆の手で支えている握り棒を手前に引っ張るような要領でネジを回します。長いネジですが、しばらくするとようやく抜けました。反対側も同様に作業。
意外とあっけなく握り棒は外れました。うん、ここまで簡単だった!
新しいバーの取り付け~無理矢理押し込まないようにネジを回す
ネジを取り付ける際、気をつけるのは先ほどと同じ。決して強く押し込まないということ。新しいバーに付属のパッキンを取り付け、さらにネジを差し込み、その状態で壁に持っていきます。そして軽くネジを差し込んで、ねじ穴に当てます。そして、押し込まずにそのままネジを回していくと、うまく回り始めます。うん、これでいけそうだ!長いネジですから、やや時間がかかりますが、頑張って!そして、ようやくしっかりと締まったのを確認して、もう一方も。
ネジがきちんと収まったら最後にキャップを取り付けて完成!
<結論~自分で取り替えはできるけど慎重に!
というわけで、無事に自分で交換作業が終わりました。時間にして20分程度でした。
工事を頼めば5万円ほどするものが、部品代の1万8千円弱だけですんだのですから、万々歳!
ただ、今回助かったのはLIXILの方にアドバイスをいただいたこと、これはとてもありがたかったです。まかり間違えば、ねじ受けを落とす失敗をして余計な出費につながったかもしれないのですから。
というわけで、同じような状況で取り替えなどを考えている方の参考になればと記しておきますが、くれぐれも皆さん、自己責任でお願いします!
さて、今年2024年もあと十数時間。今年もKAYSをご覧いただきありがとうございました!最近はブログの更新ペースがあまり頻繁ではなく、滞ることが多かったように思います。来年は以前のペースである1週間に1~2回くらいに少しずつ戻していけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!
みなさんにとって2025年が良い年となりますように!
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